本文ここから

「畑の防災訓練」を実施しました

ページ番号 584-017-910

最終更新日 2019年2月12日

 1月27日(日曜日)、農地の多面的機能の一つである「防災機能」を周知することを目的に、「都市と農業が共生するまちづくり事業」により整備した【農のアトリエ「蔵の里」】において、「畑の防災訓練」を実施しました。この事業は、今回で6回目の実施となり、約60名の市民の方が参加しました。実施にあたっては、危機管理室と連携し、また、西東京消防署、陸上自衛隊第一後方支援連隊衛生隊のご協力もいただきました。

 はじめに、参加者の方は、災害発生のサイレンとともに、災害時協力農地への避難体験を行いました。


写真1:農園主である冨岡様の誘導に従い、整列して畑の中へ避難しました。

 次に、災害時協力農地が持つ「災害時の生鮮食料品の優先供給機能」として農地内で作られている農産物の収穫を行いました。参加者の方々に、災害時協力農地は一時避難場所としての機能を有するだけでなく、「食料」の確保の役目を果たすということを体験していただきました。その後、危機管理室より、災害時の対応について説明を受けました。


写真2:災害時協力農地で調達した野菜を自衛隊衛生隊の方に提供しました。

 その後、2班に分かれ、西東京消防署の指導によるAED講習及び初期消火訓練と危機管理室による近隣の避難施設(保谷中学校)への避難体験を、入れ替え制で行いました。
 いずれも、いざという時にどう動くかということを訓練を通して知っていただくことを目的に行いました。


写真3:AED使用方法講習。交代で胸骨圧迫をしながら機器の音声に従ってAEDを使用します。


写真4:初期消火訓練。狙いを定めてから放水!


写真5:災害時協力農地への避難後は、状況を見ながら避難施設への避難が求められます。


写真6:市内の避難施設には、防災用備蓄倉庫が設置されており、物資が保管されています。

 そして、最後に非常炊き出し体験を行いました。陸上自衛隊第一後方支援連隊衛生隊の皆様のご協力により、アルファ化米と災害協力農地内で収穫された農産物を使用した味噌汁を調理していただきました。農地において炊き出しを行うという、とても貴重な訓練を実施することができました。


写真7:陸上自衛隊が炊事車を使用して調理しました。


写真8:参加者の方々は、盛り付けや配膳を行いました。味噌汁は野菜たっぷり!

 最後に、西東京消防署長、陸上自衛隊第一後方支援連隊衛生隊長、農園主の冨岡様(写真9)よりご挨拶とご講評をいただきました。

 今後も都市農地の多面的機能を多くの方に知っていただけるよう、様々な事業を実施してまいります。


写真9:農園主の冨岡様よりご挨拶とご講評

この内容に関するお問い合わせ

産業振興課(電話:042-438-4044)

お問い合わせ

このページは、産業振興課が担当しています。

西東京市中町一丁目5番1号

電話:042-438-4044

ファクス:042-438-2021

本文ここまで

2019年(平成31年・令和元年)