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平成29年度 広島平和の旅

ページ番号 661-316-189

最終更新日 2018年9月6日

 広島・長崎への原爆投下、そして終戦から72年が経過し、戦争を知る世代が少なくなり、戦争の記憶が薄れようとしています。
 今年は8人の市民の方々が広島を訪れ、平和記念式典への参列をはじめ、原爆ドームや平和記念資料館の見学、被爆体験者の講話などをとおして、原爆や戦争がもたらす悲惨さや平和の大切さ、命の尊さについて理解を深め、また、この時期に広島を訪れることの意味を改めて考えるなど、多くの体験を持ち帰りました。


原爆ドーム

旅の様子

 8月5日

 8人の参加者は、東京駅に集まり、被爆地広島へ向かいました。広島までの4時間、参加者は、新幹線の車内で和やかに過ごしながらも、持参した色々な資料を読み広島へ思いを馳せていました。
 広島に到着。独特な蒸し暑さに包まれながら、平和記念公園へ向かい、最初に目に入った原爆ドーム。崩れたガレキがそのまま残り、この場所を通る人は皆、何かを感じているようでした。爆心地では原爆が爆発した上空を見上げあの日起こったことを想像し、原爆の子の像では、平和の大切さへの思いを込めて鐘を鳴らしました。
 平和記念式典の準備で慌しくなっている公園をとおり、リニューアルされた平和記念資料館の見学。東館のみの見学となりましたが、タッチパネルや映像を交えた展示となっていて、見応えがありました。
 夕方には、2歳で被爆した山根和子さんの体験談を伺いました。当時の記憶の無い山根さんも被爆したことでのつらい経験や、平和の大切さ、平和への思い、そして、平和である為には、家族を大切に、周りの友だちを大切にして欲しいと涙を浮かべながらお話してくださいました。


山根和子さんによる講話

8月6日

 記念式典に参列するため、午前7時にホテルを出発。初めて経験する記念式典、少し緊張しながら平和記念公園へ向かいました。
 式典のプログラムや献花用の花を配るボランティアの方など、昨日とは明らかに違う平和記念公園に到着し、式典会場に入りました。
 午前8時、厳粛な雰囲気で始まる記念式典。
 広島市長の「平和宣言」、子ども代表による「平和への誓い」を聞き平和への思いを新たにし、式典終了後には、犠牲となった方々への思いを込めて慰霊碑に献花をしました。その後、爆心地から一番近い小学校である本川小学校にある平和資料館を見学しました。本川小学校平和資料館は、被爆した状態をそのまま残し、被爆の「証」として保存されていて、大きな被害を受けたことがわかる写真や遺物などを見学しました。

 2日間とも晴天に恵まれ、暑さ厳しい中でしたが、被爆直後の広島の姿を想像しつつ、路面電車の走る音、道を行き交う車の音、蝉の声、そして人々の暮らす音がする今の広島の姿を各自が心に刻み、全行程を終えました。

「広島平和の旅」報告会

 8月26日には、西東京市民会館で「広島平和の旅」の報告会を行い、参加者が広島で感じてきたことなどをご来場いただいた市民のみなさんへ報告しました。
 報告会終了後は「夏休み平和映画会」として映画「この世界の片隅に」を上映し、平和の尊さを感じるきっかけとしてもらえました。

「広島平和の旅」参加者による報告会の様子

平成29年度「広島平和の旅」報告集です。

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