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第75回 「綿の構造を知れば、長持ちにつながる」

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最終更新日 2020年9月29日

シャツや肌着など日常着る服には、綿製品が多いです。それは、水を吸いやすく、肌触りが良いなどのメリットがあるためです。また、デメリットは適当に洗濯すると縮んでしまうことがあります。
 綿糸の材料である綿花の繊維は、細胞内の水分が失われると中空になります。この構造が水を吸いやすい利点になりますが、吸水して膨らむと糸の長さは短くなり、そのまま乾かすと洗濯前よりも縮みます。また、糸を作る際に伸ばしたよじれた繊維が、激しく洗うことで元の形に戻ろうとして縮んでしまうのです。
 そんな綿製品を長く使うヒントは、タグの洗濯マークにあります。写真のマークは左から、「手洗い推奨」、「漂白不可」、「乾燥機不可」、「日陰つり干し」、「150度までのアイロン可」、「ドライクリーニング不可」と読み取れ、繊細な扱いが必要なことが分かります。洗濯マークを参考にするとともに、乾かす前に形を整えると、より長持ちさせやすいでしょう。
(市報 令和2年10月1日号掲載)


参考:消費生活相談Q&A 新しい洗濯表示のご案内

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