【開催報告】子ども・若者平和ワークショップ2024
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最終更新日 2024年11月27日
【開催報告】子ども・若者平和ワークショップ~ニュースじゃ知れない!世界のこと~
10月20日の日曜日に、J:comコール田無にて、子ども・若者平和ワークショップ2024が開催されました。
当日は、小学生・中学生15名とその保護者の皆さんに加えて、若者スタッフとして市内の高校生、大学生が19名、市長、教育長も加わって、多世代で平和についてのワークショップを行いました。
グラフィックレコーディングを背景に
平和について考えるビンゴ
最初に、コーディネーターの小松さんから、平和についてみんなで考えるビンゴ、「インターナショナル・ピース・ビンゴ」のアクティビティを行いました。
それぞれ、9つの平和に関する質問の書かれた9マスのカードを手に、お互いに質問し合い、ビンゴの完成を目指しつつ、平和についてのお互いの意見や話し合う内容で、参加者、見学の保護者や大人、若者スタッフも巻き込んで、会場すべてで活発に意見の交換がされました。
楽しい質問から、少し難しい質問まであって、楽しみながら平和について考えられました。自分が答えるだけなく、相手の意見を聞くことで新しい発見もあります。会場では、子どもや若者からの問いかけに真剣に考える大人の姿も印象的でした。
「世界で一つだけ変えられるとしたら、何を変えたいですか?」
という質問に対し、「世界の言語をひとつにしたい、お互いにわかりあえるから!」という回答や、「動物を守る法律をつくりたい」などの意見に会場からの共感が集まりました。
ビンゴの様子
ビンゴの様子
池澤市長も参加
ビンゴの内容を描いたグラレコ
使ったビンゴカード
パレスチナで起きていること・ガザの現状スーダンの支援について
休憩をはさんで後半では、まず、日本国際ボランティアセンターでパレスチナ事業を担当する小林麗子さんから、「パレスチナで起きていること・ガザの現状、スーダンの支援について」のお話をしていただきました。
参加者と同じ世代の子ども達が、戦争・紛争により学校に行けない状況や、それを支援するNGOの活動、パレスチナでは物資がなく、ごみ箱を探す子どもの様子など、世界の厳しい状況にある地域や、子ども達の話を参加者一同、真剣に聞き入っていました。
写真やクイズなども交えてお話いただきました
小林さんのお話のグラフィックレコーディング
まとめ~自分たちにできること~
各グループで話し合いをして
- 小林さんのお話を聞いて印象に残ったこと
- 平和のために自分たちができること
この2つについて、それぞれがカードに絵や文字で自由に描いて、発表しました。
今回のワークショップで学んだことを忘れず、自分にできることを一歩ずつ進めていきましょう!
子ども達が描いた、小林さんのお話を聞いて一番印象に残ったこと、平和のためにできることのカードを、若者スタッフとして参加してくれている若者によるNPO団体「MURP」が1枚の絵にしてくれました!
こちらの絵は11月9日の市民まつりでも展示しました。
グラフィックレコーディング
今回のワークショップは、話し合いの内容をリアルタイムで絵にしていく、グラフィックレコーディングの手法を使ってまとめました。
言葉で話した内容が、みるみるうちにきれいな絵になっていくことで、より視覚的な理解が広がりました。
今回グラレコを担当した肱岡さん、山嵜さん
発表内容をすかさず絵にしていきます
学んだ内容があっという間に絵に
若者スタッフ
今回のワークショップでは、市内の高校・大学世代より募集したボランティアスタッフの皆さんに企画から運営まで関わっていただきました。
企画会議は全体で4回、どんなワークショップにするか?どうしたら楽しく学べるかを若者目線で考えていただき、今回のテーマである「ニュースじゃ知れない!世界のこと」もスタッフからのアイディアで決定しました。
当日は、田無高校のボランティア部の皆さんも合流して受付から、全体の司会進行、アイスブレイク、グループワークのファシリテーションまで、幅広く活躍していただきました。
参加者さんからも、「小4息子は、自分より少しだけ年上の人たちが、自分以外の人のために、明るく真剣に活動している姿を見て、気づきがあったと思います。ありがとうございました。」など、若い世代が企画、運営することでとても参加しやすいイベントでしたなどの声をいただきました。
今後も多世代が協力して、平和推進の活動に取り組んで参ります。
修了証を笑顔で
各グループでみんなをサポート
みなさん、ありがとうございました!
市民まつりに出店しました!
今回、ワークショップの中で作成したグラフィックレコーディングや、子ども達が描いた平和の絵は、11月9日開催された市民まつりにて「子ども・若者平和ワークショップ展」として会場に展示しました。
また、会場では若者スタッフ有志によるミニワークショップ体験として、ワークショップでも大好評だった「インターナショナルピースビンゴ」も実施しました。
参加者は、若者が今回のワークショップから学んだ内容から製作した小冊子、ピースパスポートを手にグラフィックレコーディングを鑑賞し、平和博士の案内で、会場のスタッフとピースビンゴに挑戦しました。
みごと、ビンゴをそろえたお子さんには、オリジナルの平和マスターカードを贈呈しました。当日は、多くの方に展示を見ていただき、150人以上のお子さんが、ビンゴに挑戦してくれました。
ワークショップに参加してくれた子も遊びに来てくれて、お兄さん、お姉さんと再会できてうれしそうな一幕もありました。
明るく楽しい雰囲気のなかで、平和について考えるきっかけになってもらえたことと思います。
当日の企画から、運営までを担っていただいた若者スタッフの皆さん、ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました!
スタッフがお出迎え
グラフィックレコーディングを展示
ワークショップで子ども達が描いた絵を展示
平和博士の説明でピースビンゴに挑戦
ちょっと恥ずかしいけど頑張りました
若者も挑戦
平和マスターカード君とビンゴ
装飾も若者がデザインしました
ピースパスポート
平和マスターカード
平和へのメッセージ
今回のミニワークショップに参加してもらった、大人、子どもに今回感じたこと、学んだことなどをそれぞれ、気になったところのグラフィックレコーディングに書いて、貼り付けてもらいました。
全部は紹介しきれませんが、みんなのメッセージで、グラフィックレコーディングがさらに彩られました。
チラシ
チラシも若者によるデザイン団体であるstudio.mofeさんのデザインです。
講師
日本国際ボランティアセンター 海外事業グループ
小林麗子さん
埼玉県出身。大学卒業後、一般企業に就職。
人種・民族問題への関心から、退職し社会学修士課程へ進学。
2005年から国際協力に携わり、2015年7月よりJVCに入職。
スーダン事業担当を経てパレスチナ事業担当へ。2022年よりイエメン事業担当も兼任している。
お問い合わせ
このページは、協働コミュニティ課が担当しています。
市役所田無第二庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号
電話:042-420-2821
ファクス:042-420-2893
