学校生活における放射線の影響について
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最終更新日 2020年3月7日
学校生活における放射線の影響について
当市の学校給食で使用している食材の状況や都内の放射線量の測定状況等についてお知らせします。
教育委員会では引き続き国や都の動向や情報を注視するとともに、変化に応じて速やかな対応に努めて参ります。
1.給食の食材について
・食材については、国の指針に基づき放射線測定が国や自治体で実施されており、基準値を超える食材は市場に出回っていません。
・野菜・果物については食品衛生上の面からも、十分な洗浄をおこなって調理しています。
・地場野菜については東京都産業労働局において都内農畜産物等の検査を実施し、測定結果をホームページで公表しています。
西東京市で4月27日に採取された露地栽培のコマツナ、施設栽培のホウレンソウ、6月15日に採取された施設栽培のコマツナ、いずれも暫定規制値を下回る結果が出ています。
2.給食で提供される牛乳の原乳について
・西東京市立小中学校の学校給食用牛乳(メイトー牛乳)は、供給業者である協同乳業株式会社において厚生労働省による出荷制限の対象となった地域の原乳を使用していないことが確認されています。
3.水道水及びプールの安全性について
・市内では東村山浄水場からの水を使用(給食調理に使用する水も同様)しており、放射性物質の測定数値は検査体制の整った4月12日以降、現在に至るまで不検出となっています。
・プールに貯まっている水の放射性物質については、東京都福祉保健局において、降下物の状況から積算を行っており、飲料水の制限値と比べてもかなり低く、問題のない数値であることが確認されています。
・西東京市立小中学校では、プール開き前にプール清掃及び換水を実施しております。
これらのことから、プールの実施については問題ないと判断しています。
4.都内の大気中の放射線量の測定について
・新宿区にあるモニタリングポストでは1年を通して24時間連続で測定をしています。
極めて低い放射線量まで精密に測定することが可能で、事故以前より測定を継続して行っており、公表数値に信頼性があります。
震災前の平常数値は0.028マイクロシーベルトから0.079マイクロシーベルトとなっており、震災後の3月15日に最大値0.809マイクロシーベルトを観測しましたが、東京都健康安全研究センターでは「微量であり健康に影響を及ぼさない」としています。
また、現在は原発事故以前の平常数値内に戻っていることが確認されています。
・東京都では、6月15日から東京都内100ヵ所における放射線量の測定を開始し、西東京市内では6月16日に、田無第二中学校の校庭で測定が行われました。
測定結果は地上1メートルで0.04マイクロシーベルト、地表面(地上5センチメートル)で0.04マイクロシーベルトでした。
同日の東京都新宿区(東京都健康安全研究センター)での測定値は、地上1メートルが0.07マイクロシーベルト、地表面(地上5センチメートル)が0.09マイクロシーベルトとなっており、東京都では、「現時点においては健康に影響を与える数値ではありませんので、ご安心ください。」としています。
5.今後の対応について
東京都による西東京市内の大気中放射線量測定は、6月16日の1回限りですが、今後、市においては、東京都からの簡易型放射線測定器の貸与を受け、市内全域の状況を把握するため、公園や学校などを含む5地点において継続的に測定を行い、随時公表する予定です。
