本文ここから

ペットに関連する新型コロナウイルスの情報

ページ番号 236-916-206

最終更新日 2020年8月31日

  新型コロナウイルスはペットにも感染するの? そんな不安の声が、犬などの飼い主から上がっています。新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、飛沫感染と接触感染であると考えられています。ペットを触った際は石けんや水で手を洗ったり、過度な接触を避けるなどの通常の動物由来感染症対策として行っている一般的な衛生管理を実施しましょう。

これまでに新型コロナウイルスに感染したヒトからイヌ、ネコが感染したと考えられる事例が数例報告されています。また、動物園のトラやライオンの感染(飼育員から感染したと推察されている)事例も報告されています。 ただし、新型コロナウイルスは主に発症したヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染により感染することが分かっており、現時点では、ヒトから動物への感染事例はわずかな数に限られています。
これまでのところ、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は報告されていません。
 

新型コロナウイルス関連情報(ペットを飼っているみなさまへ)

現時点で、公表されているペットに関連する新型コロナウイルスの情報は以下のとおりです。

世界保健機関

Q 新型コロナウイルス感染症は飼っているペットからうつりますか?
A 犬が感染している例は香港において1例ありますが、現在までに、犬や猫、その他のペットが新型コロナウイルスを伝染するという証拠はありません。新型コロナウイルスは、主に、感染した人による咳、くしゃみ、話す際にできる水滴を介して広がります。 自身を守るため、頻繁かつ徹底して手をきれいにしましょう。

国際獣疫事務局 (OIE)

Q 人は動物に、新型コロナウイルスをうつす可能性はあるでしょうか?
A 現在、新型コロナウイルス感染症の症例は、広く人の集団において広がっており、感染した人との濃厚接触を通じて、何匹かの動物は感染する可能性があります。現在までに、新型コロナウイルスに感染した人との濃厚接触後に、2匹の犬が新型コロナウイルスに感染したこと、1匹の猫もまた、新型コロナウイルスに陽性を示した飼い主との濃厚接触後に検査で陽性となりました。 新型コロナウイルスに対するさまざまな動物種の感受性についてより理解し、かつ感受性のある動物種の感染動態を評価するための研究が進められています。
 現在、人から新型コロナウイルスがうつった動物が、このウイルスを拡散する役割を担うという証拠はありません。人での発生は、人から人への接触によって引き起こされるものです。

Q 新型コロナウイルスと伴侶動物について私たちは何を知っていますか?
A 新型コロナウイルスの、現在の広がりは人から人への感染の結果です。現在まで、伴侶動物が新型コロナウイルスによる病気を広め得るという証拠はありません。したがって、伴侶動物の福祉を損なうおそれがある対策を講じる正当な理由はありません。

※現在までに、OIEに報告された動物の感染事例は以下のとおりです。
 香港行政区の獣医局は、犬が新型コロナウイルスに感染した飼い主に濃厚接触した後、犬が新型コロナウイルスに陽性であったという証拠をOIEに報告しました。詳細は、OIEウェブサイトの「More information」をご覧ください。リアルタイムPCRで行われた検査では、新型コロナウイルスの遺伝物質の存在が示されました。犬は病気の臨床症状を示していませんでした。 
 ベルギーの獣医局は、新型コロナウイルスに陽性を示した飼い主の飼養している1匹の猫が、新型コロナウイルス陽性であったとOIEに報告しました。 猫は呼吸器及び胃腸の疾患の兆候を示していました。リアルタイムPCRによって実施された検査では、嘔吐物と糞便の検体で新型コロナウイルスの遺伝物質が存在することが示されました。 感染が疑われますが、現時点では確認されていません。
 犬や猫が人の新型コロナウイルス感染症を広げるという役割を担う証拠はありません。どのような動物が新型コロナウイルスの影響を受け得るかどうかを理解するには、更なる研究が必要です。

Q 伴侶動物や他の動物が、新型コロナウイルスの病気や感染の疑いがある人と密接に接触している場合、飼い主はどのような予防措置を講じるべきですか?
A 現時点で、伴侶動物が人のコロナウイルス感染症において、重要な疫学的役割を果たすという証拠はありません。しかしながら、動物と人は人獣共通感染症として知られる病気を共有することがあるため、新型コロナウイルスに感染している人は、このウイルスに関して更なる情報が判明するまで、伴侶動物や他の動物との接触を制限することをお勧めします。
 動物の取り扱いや世話をするときは、基本的な衛生対策を常に実施する必要があります。これには、動物、動物のフードや食器の周りや取り扱いの前後の手洗いが含まれます。また、キスや、フードをなめたり、シェアしたりすることも避けるべきです。
 可能であれば、新型コロナウイルスに感染している人や治療を受けている人は、ペットとの濃厚な接触を避け、動物の世話を他の家族に依頼することが望ましいと考えます。もしも、感染した方がペットの世話をしなければならない場合は、適切な衛生習慣を維持し、可能であればマスクを着用する必要があります。

関連リンク

お問い合わせ

このページは、環境保全課が担当しています。

エコプラザ西東京 〒202-0011 西東京市泉町三丁目12番35号

電話:042-438-4042

ファクス:042-438-1762

お問い合わせフォームを利用する

本文ここまで