国民健康保険事業の運営は、特別会計として、一般会計と区別して行っています。

　国民健康保険財政では、支出（保険給付費・保健事業費など）は、原則として収入（法定の公費負担と保険料）で賄うこととされており、これらの収支が均衡していることが重要です。

　そのため、本来は、支出が増えた場合は、法定の公費負担のほか、保険料収入を確保する必要がありますが、現状では、支出に充てる収入が不足しており、その不足を補てんするために、一般会計から多額の繰り入れ（法定外繰り入れ）を行っています。

　一般会計から法定外繰り入れを行うことは、給付と負担の関係が不明確となるだけでなく、被保険者以外の市民にも負担を求めることになります。

　こうしたことから、決算補てんを目的とする法定外繰り入れの計画的・段階的な削減・解消が図られるよう、「西東京市国民健康保険財政健全化計画」を策定しました。

　計画は、令和4年3月に内容の見直しを行い、法定外繰入を令和4年度（2022年）から令和21年度（2039年）までの18年間で解消することとしています。