ページ番号 658-538-174
最終更新日 2006年3月8日
平成17年西東京市議会第2回定例会で、平成17年度当初予算が成立しました。平成17年度の一般会計当初予算は、548億3,700万円(前年度比8.8パーセント減)です。しかし、平成16年度の特殊要因である平成7年・8年度借入の減税補てん債借換分を除くと、実質的には6億4,020万円の減(前年度比1.2パーセント減)となります。また、一般会計と8つの特別会計をあわせた予算総額は、1,003億1,396万円です。
本予算は、「総合計画に掲げている理念の着実な実現」「自立した財政基盤の確立」「マニフェストに掲げた政策目標の実現への道筋をしるす」予算として編成を行いました。しかし、市税収入の伸び悩みや、国の三位一体の改革による財源不足など、市の財政は依然として厳しい状況にあります。このような状況の中で、人件費の削減など経常的な歳出のさらなる抑制を図りました。
以下に平成17年度の予算と主な総合計画事業をお知らせします。なお、各予算額は、原則として表示単位未満を四捨五入してあります。
会計区分
|
平成17年度当初予算額
|
平成16年度比増減額
|
増減率
|
一般会計 |
548億3,700万円 |
-53億2,300万円 |
-8.8% |
国民健康保険特別会計 |
146億 350万円 |
11億6,841万円 |
8.7% |
下水道事業特別会計 |
45億9,173万円 |
-138万円 |
0.0% |
受託水道事業特別会計 |
14億 427万円 |
-2億4,563万円 |
-14.9% |
中小企業従業員退職金等共済事業特別会計 |
1億4,943万円 |
5,214万円 |
-25.9% |
老人保健(医療)特別会計 |
135億1,246万円 |
5億2,320万円 |
4.0% |
駐車場事業特別会計 |
1億9,901万円 |
-549万円 |
-2.7% |
介護保険特別会計 |
80億2,466万円 |
4億7,235万円 |
6.3% |
保谷駅南口地区第1種市街地再開発事業特別会計 |
29億9,190万円 |
25億3,332万円 |
552.4% |
合計 |
1,003億1,396万円 |
-9億3,036万円 |
-0.9% |
一般会計歳入歳出予算を、平成17年4月1日現在の人口で算出すると、歳入のうち、市民の皆さん1人当たりの市税は14万3,603円です。また、歳出においては、市民の皆さん1人当たりの支出額は29万2,067円です。これを目的別に分類すると下表のようになります。
区分
|
目的内容
|
予算額
|
民生費 |
子どもやお年寄り、体の不自由な方などの福祉のために |
11万2,447円 |
土木費 |
道路や公園の整備など住環境を整備するために |
4万1,569円 |
教育費 |
学校、公民館、体育施設などの整備や教育の振興に |
4万6円 |
総務費 |
行政の運営や市税の賦課・徴収、市報発行などのために |
3万3,782円 |
衛生費 |
ごみ収集、リサイクルや市民の健康のために |
2万3,776円 |
公債費 |
市の借入金返済のために |
2万1,799円 |
消防費 |
火災や台風への防災活動のために |
1万2,966円 |
議会費 |
市議会運営のために |
2,743円 |
商工費 |
商工業の振興、消費者の保護のために |
1,406円 |
その他 |
農林費、労働費など |
1,573円 |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
国際理解教育の推進 |
2,020万円 |
小・中学校外国人英語指導補助員の授業を通じて、コミュニケーション能力の向上を図ります。本年度は小学校高学年の時間数を充実します。 |
児童館施設の計画的な整備 |
1億7,744万円 |
老朽化している北原児童館の建て替えを行い、児童の放課後対策として学童クラブを新設します。また幼児図書専用室を併設し、子育て支援の充実を図ります。 |
ファミリー・サポート・センターの運営 |
943万円 |
仕事や家庭の都合でお子さんを預けなければならない保育ニーズに対して、より一層の充実を図るため、本年度は利用時間の拡大を行います。 |
病後児保育室の運営 |
1,786万円 |
病気回復期にある乳幼児を一時的に預かり、子育てと就労の両立を支援するため、引き続き市内2医療機関で実施します。 |
保育園施設の計画的な整備 |
3億3,579万円 |
入所待機児童の解消や保育サービスの充実を図るため、老朽化したみどり保育園の建て替えおよび田無保育園の建て替えに向けた実施設計を行います。 |
(仮称)こどもの総合支援センター等の建設 |
2,422万円 |
こどもの発達支援センターと子ども家庭支援センターを統合・発展した子育て支援を総合的に担う拠点施設と(仮称)女性センターを整備します。本年度は建設に向けた実施設計を行います。 |
青嵐中学校校舎等建替事業 |
9億5,156万円 |
老朽化した校舎等を建て替えることにより良質な教育環境の確保等を図るため、本年度は建設工事に着手します。 |
小学校体育館大規模改造事業 |
596万円 |
田無小学校および芝久保小学校の実施設計を行います。 |
中学校体育館大規模改造事業 |
8,208万円 |
明保中学校の大規模改造工事を行います。 |
中学校校舎等耐震補強事業 |
5,953万円 |
田無第四中学校校舎耐震補強工事および同校体育館の耐震補強実施設計を行います。 |
扇風機設備の整備 |
1,990万円 |
暑さ対策として、教室内に扇風機を設置しています。本年度で小・中学校全校への整備が完了します。 |
地域生涯学習事業の実施 |
1,160万円 |
身近な学習活動拠点となる地域生涯学習事業の実施校を、新たに3校増やし計10校で実施します。 |
総合型地域スポーツクラブの設立 |
1,639万円 |
西原総合教育施設を活用して本市初の総合型地域スポーツクラブを設立し、誰もが気軽にスポーツに親しむことができる環境づくりを支援します。 |
(仮称)西東京市体育館の建替 |
7億1,584万円 |
市民のスポーツ・文化施設として、平成18年度早期の開館に向けて引き続き建設工事を進めます。 |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
ふれあいのまちづくり事業への支援 |
649万円 |
高齢者、障害者、子育て家庭などを地域で支援していくための福祉の基盤づくりを推進します。 |
ささえあいネットワーク事業の実施 |
192万円 |
1人暮らし高齢者や高齢夫婦世帯等が地域で安心して生活できるよう、地域の人々のネットワーク機能の充実に努めます。 |
在宅介護支援センターの運営 |
1億6,659万円 |
市内8 か所目となる地域型在宅介護支援センターを開設し、基幹型在宅介護支援センターとの連携のもと、身近な地域での高齢者の相談・支援体制を整えます。 |
認知症高齢者グループホームの整備 |
2,923万円 |
家庭的な環境の中で専門的なケアを受けながら安定した生活を送ることができる認知症高齢者グループホームを、本年度は新たに2か所(3ユニット・定員27人)開設します。 |
知的障害者グループホームの整備 |
200万円 |
支援を必要とする知的障害者が自立した生活を送ることができる知的障害者グループホームを、本年度は新たに2か所開設します。 |
小児初期救急医療体制の整備 |
144万円 |
小児の準夜における初期医療のニーズに対応するため、近隣4市による平日小児救急医療事業を実施します。 |
福祉会館施設の建替 |
1億3,636万円 |
本年度は住吉福祉会館の建て替えに向けた実施設計を行う一方、隣接する用地買収を行い、建設に向けた環境整備を進めます。 |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
市民農園・体験農園の設置 |
600万円 |
市民農園を新たに1か所整備するとともに、農業に関する技術指導を受けながら、野菜の栽培から収穫まで取り組む体験農園2か所の設置を支援します。 |
西東京いこいの森公園の維持管理 |
2,910万円 |
本年4月29日に開園しました。開園後の事業展開や維持管理については、市民の皆さんとの協働により守り育てる公園づくりを目指します。 |
公園広場の整備 |
5億4,144万円 |
本年度は、(仮称)下野谷遺跡公園の用地取得と公園化に向けた実施設計を行います。 |
みどりの保全・推進事業 |
1,195万円 |
苗木の配布、生垣設置の支援、花いっぱい運動等を引き続き実施することにより、みどりに親しむ環境づくりに取り組みます。 |
(仮称)リサイクルプラザの建設 |
137万円 |
本市の環境行政に貢献できる施設のあり方等を検証します |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
コミュニティバスの運行 |
1億3,941万円 |
市民の身近な足として定着しつつある「はなバス」既存5路線のさらなる利便性の向上を検討します。 |
耐震性防火貯水槽の設置 |
809万円 |
震災時の延焼防止を図るため、本年度は北原児童館に耐震性防火貯水槽60トン・1 基を設置します。 |
消防団詰所の整備 |
3,622万円 |
本年度は第12分団の新築工事を行います。 |
雨水溢水対策事業の推進 |
1億8,055万円 |
台風等の大雨による冠水箇所の解消を図るため、本年度は柳沢四丁目および市道た第195号線の対策工事等を行います。 |
安心安全なまちづくりの推進 |
242万円 |
西東京市犯罪のない安全なまちづくり条例に基づき、市民の主体的な防犯活動を支援します。 |
保谷駅バリアフリー化事業 |
9,600万円 |
本年度は保谷駅のエレベーターやエスカレーターを設置します。 |
ひばりヶ丘駅周辺まちづくりの推進 |
3,329万円 |
ひばりヶ丘駅周辺の総合的なまちづくりを進めるため、本年度は北口地区整備計画を策定するとともに、西東京3・4・21号線の現況測量等を実施します。 |
保谷駅南口地区第一種市街地再開発事業(特別会計への繰出金) |
7億8,982万円 |
再開発事業により駅前にふさわしいまちづくりを進めるため、本年度は権利変換計画の縦覧等、具体的な事業に着手します。 |
都市計画道路の整備 |
14億3,982万円 |
西東京3・4・15号線、西東京3・4・11号線、西東京3・4・13号線の整備および西東京3・5・10号線の測量調査を行い、市民の利便性と地域環境の向上を図ります。 |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
農を通した市民との交流の促進 |
132万円 |
新鮮で安全な地元産農産物に親しんでいただくため、農業マップを作成します。 |
商業者と生活者による商店街・まちづくりの推進 |
599万円 |
まちづくり懇談会や街なかサロン等の自主的な活動との連携を深め、商店街の活性化に向けた取り組みを支援します |
商工会ホームページの運営 |
280万円 |
市内外に向けて商店街の魅力をPRするホームページを引き続き運営し、商業振興に向けた取り組みを支援します。 |
創業支援相談センターの運営 |
963万円 |
創業支援相談センターの運営により、創業、新規開業を目指す人を支援するとともに、市内産業の活性化と地域振興を図ります。 |
散策ルートの調査・研究、整備 |
95万円 |
市民との協働により、市内の名所などをネットワーク化した散策マップを作成し、歩いて楽しめる空間づくりを推進します。 |
重点プロジェクト推進委員会の設置、運営 |
42万円 |
市民参加による重点プロジェクト推進委員会を中心として、重点プロジェクトの推進・進行管理を行います。 |
事業名
|
平成17年度事業費
|
事業概要
|
NPOの育成・支援 |
94万円 |
NPOの育成、協働を図るため、昨年度に引き続き、NPO企画提案事業を試行実施します。 |
地域情報化の推進 |
迅速で的確な情報提供と市民サービスの向上を図るため、高度情報通信技術を用いた地域情報化に取り組んでいます。本年度は、ホームページや情報公開システムの再構築等を行います。 |
内訳 |
ホームページの運営 |
3,436万円 |
住民情報システムの整備 |
1億1,791万円 |
地域情報システムの整備 |
6,966万円 |
内部情報システムの整備 |
3億8,771万円 |
文書管理システムの整備 |
3,158万円 |
住基ネット関連の整備 |
664万円 |
総合行政ネットワークの整備 |
1,368万円 |
住民票等自動交付機の設置 |
350万円 |
行財政改革大綱の策定および推進 |
83万円 |
健全で安定した行財政運営を確保し、市民サービスの向上を図るため、本年度、新たに第二次行財政改革大綱を策定します。 |
行政評価制度の導入 |
376万円 |
これまでの試行を踏まえ、本年度から制度を導入します。 |
保谷庁舎整備事業 |
2,670万円 |
本年度は、屋上防水改修工事を実施します。 |