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広報西東京2月1日号特集インタビュー記事

ページ番号 947-368-618

最終更新日 2024年1月30日

「たくさんのことに触れ、自分の一番「楽しい」を見つけて!」

今回は、トランポリン競技で活躍する西東京市PR親善大使であり、セイコー社員アスリートの棟朝銀河さんに、子どもも大人も楽しめる多摩六都科学館の魅力とトランポリンについてお話を伺いました。
幼少期からたくさんのことに触れ、大きな夢を叶えている棟朝さんの、学びの秘訣をお伝えします。
多摩六都科学館での取材の様子を特集した市報2月1日号もぜひご覧ください。

西東京市PR親善大使である棟朝銀河さんに市報2月1日号をご紹介いただいています。

市報2月1日号掲載インタビュー(全文)

西東京市の魅力を教えてください

銀河さん(以下敬称略):

ちょうどよい『都会的田舎』。こんなこと言うと地元のみんなに怒られそうですが…
のどかな部分もあるけど、都心に近くて便利なので住みやすいですよね。
久しぶりに戻ってくると、やはりホッとします。
現在、母が、北原町でアトリエ教室も開いていて、地元の皆さんとの交流も盛んです。地域のコミュニティが強いのも魅力ですね。

多摩六都科学館での思い出はありますか?

実は、多摩六都科学館は学校行事や家族でよく訪れていて、子どもの頃はただ楽しかった印象ですが、大人でもワクワク、ドキドキ楽しめますね!

科学館には、遊びながら楽しんで学べる仕掛けがたくさんあって、素晴らしい学びの場所。

何かを学ぶときに、テキストだけ読んでも面白くない。実際に体験しながら学ぶことはとても大切だと思います。そんな場所が市内にあるって良いことですよね。

大人になって改めて巡って、新しい発見もたくさんありました。プラネタリウムは改めて時間を作って見に来たいです。

それに巨大スライムは、いくつになってもワクワクしますし!みんな好きでしょ(笑)

現在は、トランポリン競技の選手として活躍されていますが、トランポリンを始めたきっかけを教えてください。

両親のすすめで多くの習い事を経験させてもらいましたが、一番「楽しい!」と思ったのがトランポリンでした。自分から「やりたい」と言ったのもトランポリンが初めて。
元々通っていた体操教室でトランポリンを体験し、自分の力で跳ぶことの不思議な楽しさが忘れられず、それがきっかけになりました。
乗り物など他力で高い位置に登ったり、飛んだりするのではなく、「自分の力」で自由自在に跳べることにとてもワクワクしたのを鮮明に覚えています。

体操教室を週6回、トランポリンを週2回、塾を週2回と多忙な小学生時代を過ごし、小学校5年生でオリンピック強化選手の内定を受けました。自分でも驚くほど、自分に向いている競技でした。
少しコツをつかむと直ぐに出来るようになるのも、楽しくなる理由だったのかも。中学1年生の時には、本格的にトランポリン競技の道を歩み始める決意をしていましたね。
トランポリンは、「空間把握能力」が大切です。体操を習っていることで、前転、後転、逆上がりなど自分の位置把握能力が鍛えられていたため、今のトランポリン競技にもかなり活きていると感じています。

小学校の時からトランポリン競技を続けていらっしゃいますが、一つのことを継続するのに必要なことや原動力はなんですか?

一つのことを継続することって本当に難しい。苦しいと感じたまま続けることは難しいので「楽しむ」ことが重要だと思います。
上達するためには、誰かに指示されるだけではうまくいきません。自分で考え、試行錯誤しながら実践していく必要がある。
さらに、才能や環境が全部揃っていることはなかなかないので、自分の強みを知って伸ばしてくことが、継続のモチベーション向上にもつながっていきます。
自分で「伸ばせる能力」に気づかないとその先には進めない。私の場合は、トランポリン競技において「演技のキレ」に磨きをかけています。
体操で培われた感覚により、空中でのコントロール力があるので、色んな高難度の技ができることが強みだと思っています。
まず、この強みを強化した上で、自分が苦手な部分をちょっとずつ克服していきました。 
オリンピックや世界大会に出場するようになった今も、苦しい時間はありますが、飽きたと感じることや辞めたいと思ったことは一度もありません。
それは、やっぱりトランポリンをしている瞬間が楽しくて好きだから。
苦しい状況においても「楽しむ力」が支えてくれています。だから、大好きなトランポリン競技の楽しさがもっと広がっていってほしいですね。

棟朝銀河さん

選手としてご活躍されていますが、後進の育成や子どもへのスポーツ普及なども興味はありますか?

現在、母校である慶應義塾大学の体育研究所で非常勤講師としてトランポリン競技を教えています。自分が競技者としてトランポリンをする時間も楽しいのですが、最近は教えながら上達の過程を一緒に味わうことも楽しいと感じています。
生徒は未経験の状態から、半年間で10個の技を連続で披露する試合形式ができるようにまで上達していきます。練習方法や技のコツに関して教えていく中で、ちょっとずつ段階を踏んで、できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えることがとても嬉しいです。
「未経験でもできるようになるの?」と驚かれますが、技によって難易度が違うので個々のスキルによって選んで教えています。
皆さんトランポリンといえば、空中での宙返りを想像すると思いますが、お尻やお腹で落ちる技もあります。そういった宙返り以外の技を組み合わせることで、初心者の方でも挑戦できるような演技構成を作ることができます。また、トランポリンは「跳ぶ」のではなく、上を「歩く」だけでも、地上とは異なる感覚を楽しむことができます。子どもからご高齢の方も挑戦できますし、ドイツ製のトランポリンでは、車椅子の方も挑戦している例もあります。最近は自宅で使える小さいサイズのトレーニング用のものがあり、手軽なエクササイズにもなるので楽しいですよ。
【SEIKO SPORTS YouTubeチャンネルより】
新規ウインドウで開きます。【ミニトランポリン】現役トランポリン選手が教えるエクササイズ(外部リンク)

皆さん機会があれば、是非体験してほしいですね。
現役の間はなかなか時間をとるのが難しいですが、将来的には業界への恩返しの気持ちも込めて、もっと小さい子たちにもトランポリンの安全性や楽しさを伝えて、普及していきたいと思っています。

すぐにトランポリンの体験は出来ませんが、せっかくなので私たちでも普段できるストレッチを教えていただけますか?

スポーツをしていると身体の柔軟性はとても重要ですが、確かに皆さんも大事ですね!
年齢と共に可動域も狭くなり、筋肉も固くなるので、普段からのストレッチなどは無理のない範囲で習慣にしてもらうほうがいいですね。
簡単にできるもので、続けられて、効果が高いものでいうと…
私も準備運動的にしている一つを紹介します。壁を使った簡単ストレッチですが、姿勢改善や肩こりにも有効です!
皆さんもぜひやってみてください!
【ストレッチ方法】

 (1)壁の横に立ち、体の左側面(右側面)を壁に向けてまっすぐ立ちます。

 (2)壁に肘をつき、壁と体の正面が90度になるように胸を開いていきます。

 (3)肘の位置を上、真ん中、下と動かし伸びる場所を変えていきます。

今日は撮影、取材と長時間にわたりありがとございました。最後に子どもたちへメッセージをお願いします

「銀河のように大きなことをしてほしい。世界に羽ばたいていってほしい」と願いを込めて名付けてくれた母親は、子どもの頃から色々な経験をさせてくれました。
そのおかげで、自分の一番楽しいもの、大切なことに出会えることができたので、本当に感謝しています。体操を習っていなかったらトランポリンにも出会えていないかもしれませんよね。
だから、今の子どもたちにも色々なことに興味をもって、チャレンジしてほしいと思います。その中から、一番楽しいものや好きなことを見つければいい。
楽しければ、きっと次につながっていきます。
多摩六都科学館のような場所は、多くの経験をできるので、色んな経験の中から自分なりの「楽しい」を見つけに来てほしいですね。

棟朝 銀河(セイコー社員アスリート・トランポリン選手)

平成6年4月7日生まれ29歳
西東京市谷戸第二小学校を卒業
現在は、セイコー社員で、リオオリンピックでは4位入賞、2017年世界選手権では、団体銅メダル、2019年世界選手権シンクロ種目にて金メダルを獲得。
トランポリン競技を牽引している。
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