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広報西東京3月15日号特集インタビュー記事

ページ番号 831-517-691

最終更新日 2024年3月13日

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現在は、プロ卓球選手(注記)を続けながら、卓球場運営、選手マネジメント、卓球大会運営など多くの卓球事業を展開するFPC株式会社の代表取締役社長として、幅広い分野で活躍する西東京市PR親善大使の森薗政崇選手にインタビュー。
西東京市のまちの魅力や卓球への想いを語っていただきました。
はなバス市内巡りの様子を特集した、広報西東京3月15日号もぜひご覧ください。

(注記)令和6年3月1日現在 
静岡市を本拠地とする卓球クラブチーム「静岡ジェード」所属の監督兼選手

西東京市PR親善大使である森薗政崇さんに市報3月15日号をご紹介いただいています。

市報3月15日号掲載インタビュー(全文)

思い出の場所や帰省時によく行く場所はありますか?

政崇さん(以下敬称略):

ありすぎて(笑)
今回撮影で一緒に行った田無神社は、ここ一番というような勝負の試合前は、必ず父に連れられて家族で必勝祈願に来ていました。小さい頃の写真もたくさんある場所ですね。時折ふらっと立ち寄って、気持ちをリセットする場所でもあります。
総合体育館は、父親のクラブチームの練習場所だったので、実家に帰るたびにトレーニングをした場所でもあります。
あとは、イチョウ公園は元々住んでいた場所から近かったので一番遊んだ場所かも。
当時、秘密基地を作ったり、走り回ったり。家から公園が見えていたので、誰がいるかを窓越しに見て、友だちがいたらすぐに追いかけて遊びに行ったのを思い出します。
最近では、身体を動かすのが好きなのでゴルフ練習場や、お風呂も好きなので「ゆパウザ」にもよく行きます。
ちょこちょこ帰省しているので、そのたびに友人と食事にも行きますね。今回も、昨日の夕方に西東京市に戻ってきて同級生と飲みに行き、その後、父親とも飲みに行きましたよ。
市内巡りをするのが好きで、帰省のたびに自転車で市内を散策し、まちの変化を見たり新しいお店を見つけたりするのが楽しみのひとつです。

卓球を始めたきっかけは?

物心ついた時にはすでに卓球を始めていたので、「きっかけ」というのは特になかったです。父は時計メーカーシチズン卓球部の実業団選手でしたし、姉(森薗美咲)も従妹(森薗美月)も卓球選手なのでいわゆる「卓球一家」生まれですね。
父親が厳しい人で、やめるとは言い出せないような感じはありましたけど(笑)
でも、卓球は本当に楽しい。子どもの頃から試合が好きで、勝ち負けがはっきりしていて分かりやすいところもよかったんだと思います。
試合を通してできることが増えて、勝つことが成功体験という形で次のチャレンジにつながっていたと思います。
卓球選手として高みを目指したいと強く思ったので、姉と同じように中学からトップ選手が集まる青森山田中学校に入学し、そのまま青森山田高等学校に進学。青森では、寮での生活をしていて、とにかく卓球漬けの毎日でした。勉強にも卓球にも集中できる環境が整っていて、改めて振り返ると感謝しかないですね。
子どもの頃から、とにかくがむしゃらに頑張って成績を残してきましたが、トップ選手やライバルとの対戦の中で「深く考え分析する」ことも身に着けた時期でした。もちろん、苦しい時期もあるし、悔しいことはたくさんありますが、負けて落ち込むというよりも「どうやったら勝てるか」を考えることが好きでしたね。その結果、自分の課題と向き合い、自分から練習も工夫してたくさんするようになりますから。
中学1年生の頃ドイツに卓球修行に行ったことも、いまの自分に深く繋がっています。
言葉もわからないしお金もないのに、どうしても世界レベルの卓球を体感したくて、掃除を手伝うから一緒に練習させてほしいとお願いし、お手伝いをしながら練習にも参加させてもらいました。何事にもどん欲に、自分から行動できる原点な気がします。
お金がなかったので自炊をするしかなく、結構色々作れるようになりましたね。
今もパスタなどのイタリアンも得意だし、魚をさばいて和食も作れる腕前ですよ!
料理も楽しいので、卓球をしていなかったら調理師になろうと思ったこともあるくらいです。オリジナルの本格的なスパイスカレーも作りますよ。

プロのスポーツ選手を続けながら会社を立ち上げたのは何故ですか?

卓球に関することをオンラインでつなぐプラットフォームをつくりたいと思って、卓球ポータルサイト「ミングルス」を立ち上げました。このプラットフォームを通して、大会情報や大会へのエントリー、卓球用品の購入、卓球場情報などすべてが連動することで、卓球業界がもっと便利に、みんなの卓球人生がもっと豊かになったらいいなと思っています。また、色々なレベル別に独自の大会も開催しています。まだまだやりたいことが沢山あるので、全国にたくさんいる熱い想いを持った事業者の方とも協力して、卓球界をより盛り上げていければと思います。

プロスポーツ選手になるには、どんなことが必要ですか?

小さいうちから、色々やっておいた方が良いと思います。
取り組むレベルは、どの程度でもいい。最初からプロを目指すのもいいですが、まずは部活でも、趣味でも、体験でも、スポーツを楽しむことから始めてほしいですね。
プロを目指すのだから、「必ず勝ちましょう」「強くなりましょう」「苦しくても頑張りましょう」ではなく、自分が楽しむことが上を目指す原点です。
それに、スポーツを通じて人間関係の構築力や多角的な思考力もつくので、幼少期からスポーツをするのはおすすめです。
試合や練習となると楽しいことばかりではないけど、 ゲームっていうと楽しく感じますよね。どうやったら勝てるかを考えたり、どうやったらもっと楽に有利にゲームが運べるかなと考えたり。色々考えることが増えるので、自然と思考力が身につきます。
スポーツは多角的に考える力が身につくので、勉強にもすごく役立つと思いますね。
色々な競技があるし、団体競技か個人競技かも選べるので、どちらが向いているかを知るためにも、まずは、色々なことにチャレンジし、常に元気でワクワクしていてほしいです。
最近、子どもたちと触れ合う機会で思うことは「達観している子も多い」ということ。
やってみる前に「どうせやったって…」と思っている子や「それはやらない方がいいんでしょう」という子がいます。まずは自分で全部やってみたら良いのでは…と思います。
ピーマンを食べたことないのに嫌いという、食わず嫌いと似ていますね。
例えば卓球をやってみて、なんか違うなと思ったら辞めればいいし、他のことをどんどん試せばいい。やってもいないのに、「え?卓球?」とかもったいないですよね。
色々やって自分が面白い!好き!と思って熱中して続けた結果、そのスポーツをプロとして続けるかを考える時が来るので。
また結果を残していると、必然的にプロとしての道が開けます。

スポーツを続けていてよかったと思うことは?

「自分で考えて行動する力」がついたと思っています。あと時間の使い方や気持ちの切り替え方もうまくなります。常に前に進む強さという感じですかね。
また、色々な人と出会えたことです。
スポーツをやっていたからこそ繋がれた人たちがたくさんいます。もちろん世界で戦うトップアスリートもですが、企業の方や関係者など幅広い業界の方とも知り合うことが多いです。もちろんそのすべてが、今の自分の成長に繋がっています。
人との繋がりでいうと、昔からスポーツセンターで、おじいちゃんやおばあちゃんによくお世話になっていました。
卓球選手として成績を残すと、地域の皆さんがその活躍を自分のことのように喜んでくれて。いつも声をかけてくれて、応援してくれることが、何よりも励みになり嬉しいですね。
スポーツ競技は、成長した姿を試合などで見てもらえるので、お世話になった方々が喜んでくださるような報告で恩返しをしていきたいと思っています。
今でも時折、地域のスポーツセンターなどに足を運び、一般の愛好家の方々と一緒に卓球をしたりもしますよ!

「自分で考えて行動する力」がついたと思っています。あと時間の使い方や気持ちの切り替え方もうまくなります。常に前に進む強さという感じですかね。
また、色々な人と出会えたことです。
スポーツをやっていたからこそ繋がれた人たちがたくさんいます。もちろん世界で戦うトップアスリートもですが、企業の方や関係者など幅広い業界の方とも知り合うことが多いです。もちろんそのすべてが、今の自分の成長に繋がっています。
人との繋がりでいうと、昔からスポーツセンターで、おじいちゃんやおばあちゃんによくお世話になっていました。
卓球選手として成績を残すと、地域の皆さんがその活躍を自分のことのように喜んでくれて。いつも声をかけてくれて、応援してくれることが、何よりも励みになり嬉しいですね。
スポーツ競技は、成長した姿を試合などで見てもらえるので、お世話になった方々が喜んでくださるような報告で恩返しをしていきたいと思っています。
今でも時折、地域のスポーツセンターなどに足を運び、一般の愛好家の方々と一緒に卓球をしたりもしますよ!

これからの目標はありますか?

スポーツ界の発展のために従事していきたいです。 卓球というスポーツを通して、楽しい、ワクワクする機会を増やしていくことが、これからの仕事だと思っています。「高齢者の健康促進」や「子どもたちへの教育」など、幅広い年代の方に繋げていきたいです。
実は卓球には「卓球療法士」という資格があり、僕も取得しています。
これは、卓球の用具を活用し、心身の健康の維持・向上・予防を図る方法をリハビリとして使っていくものです。
主に認知症をはじめ、身体疾患・精神疾患の方を対象に、座位・立位のどちらでもできるので、幅広い方に取り入れていただきやすいのが利点です。
福祉施設・医療機関や学校、公共施設、卓球場において行われているので、卓球療法も広めていきたいと思っています。
もちろん、本気で世界を目指す子どもたちへのサポートや、アマチュアリーグの開催、初心者の方へのイベントなども増やしていく予定です。
卓球場の運営はこれらを叶える策の一つで、多くの地域で受け皿となる卓球場を増やしていくことで、イベントや学校訪問で卓球を面白いと思ってくれた子ども達が、本格的に卓球をできる環境を提供したいと考えています。
卓球は、
・小規模の場所でできる
・地域のスポーツセンターでできる
・少人数でもできる
など、誰もが簡単に始めることのできるスポーツです。利点を生かしながら、事業化を進めていきます。
現在は、プロスポーツ選手、監督、そして会社社長と3足のわらじですが、時間の使い方がうまくなることで、それぞれにしっかり取り組めています。
まだまだ全力で楽しんで、自分自身がワクワクしながら卓球の普及に尽力していきます。

森薗 政崇(卓球選手)

 西東京市立谷戸小学校を卒業。現在はBOBSON(ボブソン)に所属。
「2024年全日本卓球選手権大会」に前回大会と同じく張本智和選手とダブルスを組み、準優勝。また、Tリーグ初となる選手兼監督として静岡ジェードに入団するなど大活躍中!
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