動画公開中 瞽女唄が聞こえる 西東京市保谷駅前公民館主催地域講座
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最終更新日 2023年3月16日
それほど遠くない昔、下保谷には毎年3月になると越後瞽女が来ていた。 なんでも大泉生まれの瞽女さんがいて弟子を連れて毎年来ていたという・・・。
保谷市市史編纂委員会が出版した「下保谷の民族」の中に「大泉出身の瞽女さんが弟子を連れて毎年3月頃に下保谷に来て芸を披露していた」との聞き取り記述が複数あり、昭和の初期に下保谷に瞽女さんが来ていたことは間違いないと察せられます。
この講座は、趣のある旧高橋家で、下保谷の歴史を追体験するものとして企画しました。
瞽女、瞽女唄とは
瞽女は盲目の女性旅芸人のことで、三味線を携えて各地をまわり、“瞽女さん”と呼ばれ親しまれました。江戸時代まで全国に存在したといわれ、明治期の主要な組織は長岡と上越高田にありました。瞽女唄は瞽女さんたちの生きる手段であると同時に、瞽女さんを迎える村の人たちにとって待望の娯楽だったと伝えられています。
講師 小関敦子
小関敦子
小関敦子
プロフィール
2011年 越後瞽女唄伝承者 萱森直子に師事。同士主宰「さずきもんの会」所属
2012年「越後瞽女唄冬の旅」に出演
2018年CD「ごぜうた第1集」「ごぜうた第2集」発売
2019年 映画「瞽女GOZE」に瞽女唄指導で参加
公開中の動画についての概要、公開の経緯について
2023年3月2日木曜日11時から12時、14時から15時に旧高橋家母屋(東京都西東京市・下保谷四丁目特別緑地保全地区)にて開催した保谷駅前公民館主催地域講座『瞽女唄が聞こえる』の様子で、午後の部の講演を中心に午前の部のみの演目を加えて編集した映像です。
瞽女唄の代表的な演目として位置づけられる『葛の葉子別れ』を中心に、講師の小関敦子さんのオリジナル作品も含めた当日の演目には、その場に集った同じ時代を生きる人を楽しませようとする瞽女さんの精神を感じます。
定員を超えるたくさんの参加申し込みをいただいたこともあり、お申込みのご希望に添いかねた皆さま、当日会場にお越しいただいた以外の方に広く、この講座の内容の一部に触れていただければ幸いです。
