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子育ち・子育てワイワイプラン(子育て支援計画)見直し案

ページ番号 472-696-710

最終更新日 2007年3月22日

検討結果

検討結果公表日 平成19年 3月 19日(月曜)
意見募集期間 平成19年 1月 19日(金曜)~ 2月 5日(月曜)
提出された意見件数   74件(16人)
担当課 子育て支援部子育て支援課

下記の一覧表は、市民の皆さんからお寄せいただいた意見を適宜要約したうえ、原案の項目ごとに整理し、それに対する西東京市の考え方をまとめたものです。
項目ごとに、上側が「お寄せいただいた意見概要」で類似した意見について集約し、件数とともに表示しています。下側は、それに対する西東京市の検討結果を記述しています。

項目 お寄せいただいた意見概要と市の検討結果
1 <児童館について> (件数:4件)
[お寄せいただいた意見概要]
・日頃、児童館、保育園などを利用させていただいて、大変有難く思っています。度々育児の中で困難に直面し、地域や国に助けていただけたらと願うことが多くあります。
・児童館の集いの内容は、毎回工夫されていると思います。集いの回数を増やしたり、施設の充実(古かったりこわれているものが多い)を図っていただけたらと思う。
・当プランの今後の具体的な実施内容に期待。
児童館で、気軽に保育・病気に関する相談をしたい(敢えて子育て相談会に出席という形式をとらずとも)ので保育士、看護士といった有資格者の配置を検討して欲しい。人件費等の兼ね合いがあるなら常駐でなくても構いませんが、現在の児童館員メンバーでは単なる社交辞令的な世間話で終わってしまい子育て中の未熟母の不安解消には程遠い。
・地域密着で満遍なく施設サービスを提供する児童館と、特色を明確に出し幅広い地区を対象にサービスを提供する児童館。
対象者により使い分けるのが良いのではないかと考えます。対象者の行動範囲が広い場合(中高生・成人)は特化型で(高水準の特殊なサービスの提供)。対象者の行動範囲が狭い場合(乳幼児連れ・高齢者向け)は地区毎に設置して誰でも同じように受けられる満遍型。全てにおいて平等ということは実質的に不可能だと思いますのでより実態に即した形で市民サービスの向上をお願いしたい。

[市の検討結果]
児童館は地域の子育ち・子育て支援施設として、計画においても重要な位置づけをしています。今後、児童館を機能別に再編成していくなかで、施設の整備を計画的にすすめてまいります。
2 <子どもの権利に関する条例の検討> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
子どもである前に、一人の人間であるという基本的な理念・概念も明確に織り込む方がより権利を明確にできると思う。また、周りに居る人が皆同じ一つの命を持っていること。その命の大切さが伝わる条項(一文)が盛り込まれていると良い。

[市の検討結果]
条例の検討をする中で明確にできるものと考えております。検討にあたっては、教育委員会を含む全庁的な取り組みといたします。
3 <虐待・虐待再発防止のための学習機会の検討、子ども自身が身を守る学習プログラムの推進> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・虐待と一言で括るのではなく、原因別の検討が必要だと感じます。
・学校において、周辺地域の犯罪発生状況や、危機回避のプログラムを積極的に取り込んでいくことが必要では。警察や関係機関、地域の方々を積極的に活用し、第一線を退いた高齢者人材の有効的な活用も織り交ぜていくと良いと思います。地域における世代間コミュニティの活性化にも繋がるという相乗効果も望めるのではないかと感じます。

[市の検討結果]
要保護児童対策地域協議会の設置、問題を回避するための学習機会などを充実していきます。また、いじめや子どもの権利侵害から子どもを守るオンブズパーソン制度を検討します。
4 <子どもによる子どものための企画作りと事業運営の推進、子ども調査の推進> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・遊びの要素を取り入れて、「擬似行政企画体験」(実際に行政の立場に立って考えるというもの)を開催できると面白いのでは。子どもへのヒアリング・意見発表会というのも必要かと思いますが、遊び感覚で考えることから既存概念(常識)からの飛躍が生まれると思います。
・「調査のための調査」とならないよう、利用者側のチェックが出来る仕組みとする必要がある。また、どのような意見があり、いつ・何を・どのように改善したのか。改善に対するフィードバック体制を設けることが重要。
改まった「調査」というものも重要だが、日々利用者とコミュニケーションを取る事が可能な現場(図書館ではカウンター等)の職員が、利用者の意見や声を拾う事が重要だと思います。その上で「調査」を実施しないと、机上の論理になってしまう。

[市の検討結果]
子どもたち自身が事業の企画・運営に参加できるシステムの構築を図り、さらに子どもが市政に対して意見を表明できる場や機会を検討します。
5 <プレイリーダーの養成と活用、遊びについて> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・第一線を退いた人を中心に、得意分野を活かしたプレイリーダーとなっていただき、遊びを介して仲間を増やしていくことを学べると、子どもにとっては非常に良い環境になると思います。もちろん、大人も童心に返り、子どもと混じって遊べると尚良いです。
・遊びから学ぶことは多い。自ら体験することは非常に重要なことだと感じます。

[市の検討結果]
子どもの育ちにとって遊びが重要な役割を果たすことの認識に立ち、プレイリーダー(遊びの支援者)を育成する事業を引き続き検討いたします。
6 <農業体験の拡充、地域通貨の活用の検討、地域の人材発掘・活用の推進> (件数:4件)
[お寄せいただいた意見概要]
・西東京市姉妹都市への出張体験なども面白いのでは。
・地域通貨導入の目的を具体的かつ実態に即したモノとして検討を進めないと、導入したが使われないモノとなってしまうと感じます。地域通貨導入が成功している地域の事例を参考にするだけでなく、西東京市と地域産業界、そして地域住民の特性を活かした地域通貨制度として検討が進むことを望みます。
・行政による広報活動の強化は必要だが、日常の生活圏での告知や毎日目にする可能性の高い新聞の地域欄の活用、地元メディアや地域産業界との連携による「こんな経験のある方いませんか?」キャンペーンなども必要。探す努力が足りないと思います。経験を活かしたいと思っている方はいるのではないでしょうか。
・基本的な育児方法が伝達されるように、伝統的育児文化・わらべうたの導入などの提案。親が親になること、高齢者、地域の人がこのことを通して異世代の交流が可能となり、地域づくりに役立つことができる(特に団塊の世代に有効的)。

[市の検討結果]
事業の充実に向けて取り組みます。
地域通貨の活用については、後期計画で検討していきます。
7 <屋外の遊び場の充実> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
子どもが楽しく遊べる場所が少ないように思う。西東京市にも一つプレーパークを作ってほしい。世田谷の羽根木にあるプレーパークを参考に。向台公園は広く、その割りにあまり子どもに使われていないようなので、プレーパークにするにはいいのでは。是非ご一考を。

[市の検討結果]
公園の新設や改修に際しては、プレイパークを含め、市民ニーズを踏まえた個性ある公園づくりを検討してまいります。
8 <身近にボール遊びのできる場所の検討> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
是非早急な検討・実施をお願いしたい。(整備の為の予算は考慮してませんが)現在、計画が進んでいる公園整備においても取り入れていただきたいです。

[市の検討結果]
ボール遊びのできる公園を整備するには、近隣居住者の理解が得られることが前提となりますが、公園の新設や改修に際しては、市民ニーズを踏まえ検討してまいります。
9 <地域活動体験の拡充> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
小さい頃から地域活動や地域の芸術や文化に興味を持つことは自分の住んでいる地域への興味・愛着をもたらし、将来的な地元への回帰や地域の活性化・環境保全の起爆剤となると思います。ただ、親が興味を持ていないと子どもも興味を持ちにくいと思うので、親子で学べる企画もあると良いのではないかと感じます。

[市の検討結果]
事業の充実に向けて取り組みます。
10 <おとな利用が中心となる施設に子どもの遊び場併設の検討> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
可能な限り全ての施設で併設してほしいが、現実的には難しいので、近隣施設や民間と協力して、子どもの遊び場を共有利用できたり、保育体制を完備してあれば、子育て中の親にとって精神的な負担も開放され、虐待問題や子育て鬱などの問題解決の一端を担えると思います。総じて、小さな子どもを連れて参加できるイベントが少なすぎます。

[市の検討結果]
後期計画のなかで検討していきます。
11 <若い親世代への支援の検討> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
若年層の親同士の集いの他に、集いが苦手な人向けに講座の実施や積極的な広報も必要ではないかと思います。必要としている人に必要な情報や支援をするのが行政や地域の役割でもあると思います。
 電話相談は比較的敷居が高いが、メールであれば敷居を下げることが可能で、専門的なスキルを持った担当者が対応できるというメリットがあるのでは。

[市の検討結果]
若年妊娠者・若年親への支援について重要性を認識し、様々な取り組みを検討してまいります。
12 <子育ての仲間づくり、子育てNPO・グループ等の支援の充実> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・西東京市の活動状況を市でも把握できるような体制を構築してほしい。
・NPOや市民活動についての認知度は非常に低いと感じます。同じ思いを持っている市民の参画をもっと積極的に呼びかけ受け入れていくことで活動の更なる活性化に繋がると思います。
・サークル活動等について、後から入る人が入りにくい雰囲気になっているように感じます。市が支援する団体については、活動実態などもしっかりと把握し、行政側のからの継続的な支援が必要だと思います。

[市の検討結果]
今後も子育て中の親の情報交換やグループづくりを支援していきます。
13 <父親の育児参加の推進> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
公民館主催講座のグループワークで当件を調査する機会があり、一昨年から色々施策のトライアルをされていることを、我々乳幼児の母は初めて知りました。もちろん夫たちも初耳でした。今後は子育て中の父母に幅広く周知していただくよう、IT、掲示物、広報などを積極的に活用していただきたい。核家族の孤独な閉塞感に日々苛まれている、乳幼児の母たちが夫と共に育児できる社会環境を切に待ち望んでいます。

[市の検討結果]
基本理念3に、「男女共同の子育て」を掲げています。情報提供を含め、施策の充実に取り組んでいきます。
14 <子育て意識> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
大人・親がさらによい大人や親になるための支援も大切では。いつまでも勉強したり考えたりできる大人でありたいと思います。

[市の検討結果]
基本理念4に、「循環型の子育て」を掲げ、世代間をつなぐ循環型の子育ての実現を目指します。
15 <子育て家庭への情報提供の充実> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・西東京市の住民に合った独自の取り組みは必要だが、ポータルの乱立は混乱を招く事が多いので、優良なコンテンツを持つ既存のWebサイトとの連携を含めた情報の精査・体制整備が必要だと感じます。
・インターネットがあたかも万能のように捉えられがちだが、毎日インターネットに接続する人ばかりでないことも忘れてはいけない。高齢者に限らず、携帯電話の普及に伴い、インターネットが不要となっている20代、30代も居るのが現状です。情報によって市民サービスや育児支援等の差別の無い基盤とすることが重要。

[市の検討結果]
市民のみなさまに有効に活用される情報提供のしくみを、今後も検討してまいります。
16 <虐待防止、子ども家庭支援センターについて> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・虐待という事態に触れる機会の無い人も大勢いるのが現状だと思います。また、虐待を発見した場合の通報基準だけでなく、虐待をしそうになった時に相談できる場所を知らないことも多いかと。本人の意に反して虐待をしてしまう人は潜在的に多いと思います。事前の告知(認知度向上)、虐待に至る前に気軽に相談できる場、地域のコミュニティなどの整備が重要だと考えます。※そもそも、虐待の基準を知らない親がいると思います。
・子ども家庭支援センターの先駆型に向けて、虐待対応について、対象となる家庭への支援やネットワークの構築のために、それ相応のゆとりある職員体制と研修体制が不可欠。長期的視点で、虐待や事件を予防することになると考えます。

[市の検討結果]
今後の西東京市の子ども施策の拠点として、現在の「こどもの発達センター」と「子ども家庭支援センター」の機能を併せ持つ(仮称)こどもの総合支援センターを整備し、必要な支援のトータル的なコーディネートを実施します。さらに子ども家庭支援センターを先駆型に移行し、虐待防止に関する取り組みを充実してまいります。
 また取り組みの推進にあたっては、スタッフ・体制の充実は不可欠と考えております。
17 <地域子育て支援センター等について> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・子育て情報を共有できる場所の増設
・すべての保育園でホールの開放(地域子育て支援センター設置)があると、とても助かる。

[市の検討結果]
(仮称)こどもの総合支援センターを整備し、子育てに関する相談・情報を総合的に扱っていきます。
市内をいくつかのブロックに分け、各ブロックごとに基幹型保育園と連動した「地域子育て支援センター」を計画的に設置し、(仮称)こどもの総合支援センターと連携しながら、地域ブロックの中心的役割として地域の子育て家庭への支援を行ってまいります。
18 <病後児保育の充実> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・病後児保育室をもう少し、増やして欲しい。
・保育園の中に病後児保育室をつくってほしい。子供も慣れているので安心して預けられる。ファミリーサポートセンターでも病気の子供を預かれるようにしてほしい。

[市の検討結果]
現在2箇所で実施されている病後児保育室の充実を検討します。
ファミリー・サポート・センターは、基本的に市民の相互援助に基づいて実施されている事業です。この条件の中で可能な取り組みを検討します。
19 <学童クラブについて> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
できれば、小学校併設の学童クラブ設置にしてほしい。

[市の検討結果]
現 学童クラブ施設での運営の充実を図ってまいります。
20 <保育園について、保育園の入所拡大の検討について> (件数:7件)
[お寄せいただいた意見概要]
・保育園、託児所の増設
・待機児童をなくす。待機者の多い地域に保育施設を「新設」してください。近隣市と比較しても余りに待機者が多く、是非自治体として早急に最大限の努力を切望します。
・現在、西東京市では大型マンションが増えたり建て売り住宅が増え、若い世代が増加し、乳幼児の数も増加することが考えられます。また、マンションに住む若い世代は実家が地方にあることが多く、乳児が産まれたときに祖父母の援助は難しく保育園が必要になります。現在でも待機児が多い中、現存の保育園の0~3歳児の枠を広げただけでは受け入れをすることは難しいと思います。保育園の増設も視野に入れていただきたい。
・保育園の数が少なすぎる。マンションの建設ラッシュなどで、確実に子供が増えているのに、少なすぎ、入れない。マンション誘致するなら、保育園を増やして欲しい。その分税金が増えてもかまわない。
・保育園の数を増やしてほしい。 マンション、一戸建てがどんどん増えているため、入所枠の拡大ではなく保育園の数を増やしてほしいです。
・年度途中の入所を可能にしてほしい。子供は一年中生まれているのに、保育園の入所は4月以外不可能なのが現実です。
・一時保育が、すべての保育園で利用でき、0歳児も対象となると、子育てがとても楽になる。

[市の検討結果]
保育計画に基づき、既存の保育園での0~3歳児受入枠を拡充し、計画的に待機児の解消に努めてまいります。
21 <育休について> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
夫の勤務先は育休取得制度があります。母親の肉体的・精神的負担の多い生後6ヶ月までに5日間の休みを取得するというのが内容です。確かに、育休は取れましたが、育休をとった後すぐ、何ヶ月もの海外出張になりました。育休の意味があるのでしょうか。日本にいても、会社からの帰りが遅く、休日出勤もあります。これでは、第2子なんて考えられません。夫世代の勤務時間増大が問題視されていますが、それが少子化、虐待問題の原因だと思います。育休の奨励、また、育休の内容の充実をのぞみます。

[市の検討結果]
後期計画のなかで、育児休業についての支援事業を検討していきます。
22 <障害のある子どもを育てる家庭の支援について> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・重点施策に「発達障害児」と掲げている理由は。
・切れ目のないトータル支援を必要とする障害は「発達障害」だけではありませんし、特別支援教育の中では、乳幼児から学校卒業後までのトータルな支援、移行支援が必要とされています。
・「学齢期」とは、何歳までを指しているのでしょうか。「地域の保育園や幼稚園、児童館等いおいて、地域で育つしくみを構築します。」とありますが、障害を持つ中高生が地域で育つしくみも考えていただきたい。小学生の頃には頑張って親子で通った児童館ですが、高校生になって親子で行きたいと思うでしょうか。

[市の検討結果]
障害のある子どもへの支援について、特に発達障害児への支援のあり方が従前以上に問われてきていると考えております。知的・身体の障害とは違い、普段は普通の子どもと変わりないように見える発達障害児に対しての理解と支援が必要であるという認識に立ち、中期計画では他の障害と等しく支援体制を整えたいという主旨で、重点施策に掲げています。計画本文では、発達障害児を含めた障害をもつ子どもへの支援と捉えています。
また、障害を持つ中高生が地域で育つしくみとしては、児童館の再編成のなかでも、障害をもつ中高生を視野に入れて検討していきます。
23 <障害のある学齢期の療育・リハビリ機能の確保> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
自立支援法に基づく児童ディサービスとは違うサービスの提供と捉えていいのでしょうか。

[市の検討結果]
障害者自立支援法の改正により、学齢期の支援については今後の大きな検討課題と考えています。
24 <養護学校の充実及び市外にある養護学校への通学者に対する取り組みの充実> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・養護学校の充実について、国や都に要望を出して欲しい。盲・ろう・養護学校は法改正により特別支援学校となる予定ですが、特に知的障害養護学校は児童・生徒の増加により教室不足になっています。また、肢体不自由養護学校では、スクールバスの乗車時間が90分を超える場合もあると聞きます。市の特別支援教育の取り組みの充実とともに、国や都に市として要望をあげてほしい。
・特別支援教育における副籍や共同・交流学習も含め、教育関係機関での真摯な検討と関与を望みます。
・養護学校または特別支援学校の用語解説が必要。

[市の検討結果]
平成19年4月から始まる特別支援教育により、市では従来の心身障害教育だけではなく、LDやADHD、高機能自閉症等の多様な発達障害の教育的ニーズに対して、必要な支援を行ってまいります。
そして、特別支援学校(養護学校)の児童・生徒への副籍制度を導入いたします。副籍を置く学校側の校内体制を整えていくとともに、居住する地域とのつながりの維持・継続を図ってまいります。
なお、計画本文「養護学校」という文言を「特別支援学校」といたします。
25 <ひとり親家庭への支援について> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
ひとり親家庭の支援に、父子家庭と母子家庭と、併記してあるとよいと思います。
つい母子家庭に目がいきがちですが、それぞれに必要な支援は、それぞれの家庭や親の得手不得手により様々です。

[市の検討結果]
「ひとり親家庭」には、父子家庭も含むものとして捉えています(父子家庭・母子家庭)。それぞれの特性(個別の事情)に合わせた支援施策を検討していきます。
26 <手当ての拡充について> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・乳幼児医療費助成の対象年齢を拡大してほしい。
・23区で始まっている学齢期の医療費助成制度も導入してほしい。
・子連れの場合の公共交通機関の運賃助成。

[市の検討結果]
子育て支援に関する国や都の補助制度を活用するとともに、制度の充実を国や都に働きかけていきます。
27 <訪問型相談の充実について> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・産後鬱や虐待防止のための心理的アドバイス
・保健師の訪問の充実 

[市の検討結果]
今後も推進してまいります。
28 <乳幼児健診について、予防接種について> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・集団予防接種、健診を土日にも設けて欲しい。
・兄弟を連れていく場合の集団予防接種や健診での無料託児
・健診は同じ曜日の同じ時間に設定されており、平日に休みが取れない親は連れて行くことができない、年に数回でも土曜日に実施することを検討してほしい。

[市の検討結果]
土日の健診及び予防接種の実施については医師の確保等、いくつかの課題があり、すぐに実現することが難しい状況ですが、今後の課題として、利用しやすい実施方法を検討してまいります。また、兄弟姉妹の託児については、設営場所や年齢層の多様さ等により難しい状況があります。ファミリー・サポート・センター事業や市内保育園での一時保育事業のご利用をお願いいたします。
29 <小児科救急の充実> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・小児科で、夜間みてくれるところが市内にない。佐々病院の夜間救急の復活を望みます。
・主要病院の一つ「佐々病院」でも夜間小児科救急外来が曜日指定となってしまったこと、子育てをする立場からすると不安が大きいです。

[市の検討結果]
子どもを持つ親であれば切実な問題であると考えております。
現在は近隣4市の共同事業により、東村山市にある多摩北部医療センターで平日夜間小児救急医療事業を週2日実施していますが、より充実した医療体制を確保するため、多摩北部医療センターでの診療日数の拡大や、西東京市での事業実施を目指し、検討を進めてまいります。
30 <環境教育の推進> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
幼少期からの実体験を通じた教育は重要であると感じます。併せて、認識・興味の薄い大人のために、子どもの体験教室へ同伴することで共に環境に対する意識を芽生えさせることも必要ではないかと思います。

[市の検討結果]
学習活動・教育を通じて子育ちや子育て家庭を支援します。
31 <図書館事業の拡充> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・ニュースで、もったいない図書館(福島・矢祭町)が話題となりましたが、地域における資源の循環活用及び環境保全の一環として不要図書の受け入れ(無償)を検討しては。
・様々な制約はあると思いますが、図書館のインターネットサイト上から、書籍販売サイト(Amazon等)へのリンクを貼り、書籍の購入自体を促進するという取り組みはいかがでしょうか。

[市の検討結果]
・寄付図書の受付を行っています。寄贈図書は、図書館での利用及び市民の皆様へ無料配布を行う等の有効活用を図っております。
・地元書店の振興、バナー広告の導入等も視野に入れながら、今後の図書館サービスの検討課題としていきたいと考えております。
32 <通園路、通学路の安全確保の充実について> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・向台町の市民グランドの照明の夜7時までの点灯の実施。
・小学校の帰宅時には見守りを呼びかける放送が実施されているが、学童保育からの帰宅時の子供の安全は特に対策がとられていない。学童保育からの帰宅通学路の照明を明るくし、防犯対策をしてほしい。
・遠方の中学校への自転車通学を検討してほしい。

[市の検討結果]
子どもの通学路の交通安全施設の整備を充実してまいります。
なお、中学校の通学距離については、住所地の学区域内であれば最長1.5km程度ですので、15分以内での徒歩通学は可能と考えております。自転車通学につきまして、市では児童・生徒の安全をまず第一に考え、交通安全上の理由をもって認めていないものです。
33 <ハード整備について> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
道の整備やノンステップバスの普及なども望んでいます。

[市の検討結果]
市内を運行する「はなバス」については、順次入れ替えの際にノンステップバスの導入を推進していきます。また路線バスについても、各事業者ともノンステップ化を進めており、市としても今後とも、導入について要望をしてまいります。
34 <計画の推進体制について> (件数:3件)
[お寄せいただいた意見概要]
・「検討する」この文章が多いことに、驚きを感じる。すでに繰り返し、青少年問題協議会で答申や提言として出されたものが有りながら、今またこの場に及んで検討するということは、過去5年間担当課は何をしていたのか。検討した結果「できなかった」のか、せめて実現に向けて努力する、という表現にできなかったのか。
・文章中『個々の施策はそれぞれの担当部署が責任を持って推進するとともに、庁内の連携による総合的な計画推進を図ります』から『庁内各部署に取り組みの実施に当たっては、連携・協力体制を強化し、総合的な推進を図ります』となり、“責任をもって”という言葉がなくなったこと、また、『子育ては基本的には保護者自身の問題であり』という文章に懸念を感じます。責任という言葉を大切にしてください。見直しまでの期間でどのようなことをしてきたのか、計画の進捗状況を見ても連携が進んでいるようには思えません。また市民参加については、参加しにくい子どもや保護者(障害児)にも目を向けて欲しい。
・多岐にわたる継続事業全般について、現場での聞き取りやアンケートなどによる、「利用者の声」が反映され易い状態を是非維持継続して頂ければ、どれほど活性化するだろうかと思います。

[市の検討結果]
・実現に向け検討を行います。
・各施策は、担当部署が責任を持って取り組むことを前提としています。
また『子育ては基本的には保護者自身の問題であり』という文章については、次世代育成支援対策推進法の主旨に合わせたものですが、この章は「市民参加による継続的な取り組みの推進」について、行政だけの主導でなく市民の参加を得ながら継続的に事業に取り組むという観点から、検討の結果、本計画での標記については修正(削除)いたします
・各事業の実施にあたっては、利用者の評価や「利用者の声」などを反映するよう努めてまいります。
35 <子育て家庭の支えあいについて> (件数:2件)
[お寄せいただいた意見概要]
・子育て家庭支援は、行政と市民との協働が不可欠。保育園・児童館・子育て支援センター、青少年育成会や民生委員そして住民を巻き込み、地域に支えられた市民が次に支えとなる地域づくりに参加するという循環システムを構築すべき。
・子育て家庭がお互いに知り合い助け合うものとして、カナダの「ノーバディズパーフェクト親プログラム(NPプログラム)」が効果的。虐待やDV、犯罪の予防にもなる。

[市の検討結果]
基本理念4に、「循環型の子育て」、基本方針3「子育て家庭の支えあい」、基本方針4「市民参加型の子どもの育ちと子育て家庭支援」に掲げたとおり、市民参加により継続的な取り組みへの推進を図ります。西東京市に住み続けたいと思えるような、子育て家庭が支えあうまちづくりを目指します。
36 <市民懇談会について> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
見直しに当たって実施された市民懇談会が、障害を持つこどもに関しては、ひいらぎと学童クラブ保護者からのみの意見となっており、残念です。子育て支援計画作成当初にも、ひいらぎ、ひよっこの保護者へのヒアリングであり、学齢期の障害児に関することが心身障害学級と学童クラブ以外なかったことに驚きと焦りを覚え、養護学校に通う子どもの保護者への意見聴衆をお願いしてきました。平成22年度からの後期計画の際には、ぜひ意見聴衆の機会を養護学校在学の子ども・その保護者へと広げていただきたい。

[市の検討結果]
後期計画の抜本的な見直しの際には、より広範な調査を実施することといたします。
37 <その他> (件数:1件)
[お寄せいただいた意見概要]
田無庁舎・保谷庁舎以外での手続きの充実を望む(出張所の設置・充実)。

[市の検討結果]
本計画では取り上げない施策ですが、参考意見といたします。

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