本文ここから

西東京市平和の日市長メッセージ

ページ番号 890-765-044

最終更新日 2025年4月11日

西東京市平和の日市長メッセージ2025

西東京市は、戦時中、航空機エンジンの生産拠点であった中島飛行機武蔵製作所に隣接していたため、この工場や市内の関連工場を目標とした空襲により大きな被害を受けました。なかでも、1945年(昭和20年)4月12日のアメリカ軍のB29爆撃機による空襲では、春霞のために目標であった中島飛行機武蔵製作所を大きく外れ、1トン爆弾が田無駅前、保谷町などに多数投下され、100人以上の犠牲者が出ました。
市では、こうした惨劇が二度と繰り返されないよう世界の平和を願い、「西東京市平和推進に関する条例」で4月12日を「西東京市平和の日」と定め、平和の意義を確認し、平和意識を高めるために毎年記念行事を行っています。

メッセージ全文

4月12日は、西東京市平和の日です。80年前のこの日、田無駅北口を中心とした爆撃により、100名以上の命が一瞬で奪われました。
特に、現在の田無駅北口にあるアスタビル付近にあった防空壕では、約30人の方々が爆風で生き埋めとなり、お亡くなりになりました。
この戦争による惨劇を私たちは決して忘れてはなりません。「戦争は絶対にいけない」という強い想いは、西東京市平和推進に関する条例の制定につながり、4月12日を「西東京市平和の日」としました。
今年度は、4月8日から12日までの間、田無駅北口にあるアスタセンターコートで西東京市平和の日における式典やステージイベントを実施します。
特に今年はこれまでの戦災パネル等に加え、「子ども・若者からみた戦争展」と題して、保谷小学校の戦時中の学校日誌や、田無小学校で学徒訓練などに使われた銃刀類などの展示を行うほか、PR親善大使の完熟フレッシュが参加し、次世代の継承をテーマに親と子の視点で平和について考えていくトークセッションを行う等、様々な方法で、平和への思いを皆様にお伝えしてまいります。
今年度は、戦後80周年の節目の年です。戦後80年をむかえ、戦争の記憶が薄れるなか、市では、平和を次世代につなぐため、とりわけ若い世代とも協力し、年間を通じて平和推進の取り組みを実施していきます。
昨年10月には、おおぞら公園で、向台小学校6年生の皆さんとともに広島被爆樹木二世アオギリを植樹いたしました。
植樹式では、アオギリの話を聞いた代表生徒の方から「過去は変えられない、前を向いて未来をどういきるか」、「二度と悲しむ人がいないように、次の世代につないでいきたい」などの力強い言葉をいただきました。
被爆の惨禍に遭いながらも、再び芽吹き、市民の生きる勇気と希望を与えた被爆樹木を若い世代とともに、西東京市でも大切に育んでいきます。
当たり前の日常を守り、戦争を二度と起こさない、また、起こさせないとの想いを次世代の方々とも共有し、この西東京市から恒久平和への強い想いを発信してまいります。
皆様も、この「西東京市平和の日」を、少しでも平和について考え、行動するきっかけにしていただければと思います。

西東京市の平和推進の取組

お問い合わせ

このページは、協働コミュニティ課が担当しています。

市役所田無第二庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号

電話:042-420-2821

ファクス:042-420-2893

お問い合わせフォームを利用する

本文ここまで