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子育て中の人のための講座 「ママもパパも楽しくワークライフバランス~子育て・家事を人生のキャリアに~」講座報告 (令和5年度芝久保公民館)

ページ番号 286-968-501

最終更新日 2024年2月22日

令和5年6月16日~10月2日に、子育て中の人のための講座(保育付き)「ママもパパも楽しくワークライフバランス~子育て・家事を人生のキャリアに~」を開催しました。

 女性は、男性の長時間労働と性的役割分業により、未だに子育て、家事、介護等の大半を担っており、「仕事と家事・育児の両立」に対し不安や不満を抱えている人が 多いのが実情です。
 そこで、仕事と家事・子育てをどちらかを選ぶのではなく、その時々のライフステージでパズルのピースの大きさを変える「ライフパズル」という(スウェーデンの)考え方、また子育て・家事を誰かが一人でするのではなく、チームのみんなでやるという考え方、更には誰の中にもある「無意識の偏見」や思い込みに気づき減らすことが、自分の生きやすさにもつながること等を学び考えました。
 一方、2022年10月から、「男性の産後育休制度」が始まり、男性の育児・家事参加が促進化される中、子育て等について男性たちの戸惑いや悩みなどを話せる場を提供し、女性・男性のそれぞれの立場からの見方の違いや、男性の家事・子育て参加のメリットを知り、夫婦で楽しく子育て・家事が継続して行われるヒントを学びました。
 そして、より多くの男性に参加してもらえるように、公開講座として日曜日に2回実施しました。
7月23日(日曜日)は11人、9月3日(日曜日)はオンラインも併用で18人(会場13人、オンライン5人)が受講されました。
公開講座に参加した男性は公民館講座が初めての人が多く、今回の講座は、子育て・家事に関わることの重要性を知る機会になったと共に、他の男性たちの意見や考えを聞き、新たな気づきになったと感じられました。

講師

・浅野 由子 (日本女子大学 家政学部児童学科専任講師)
・松岡 年  (NPO法人ウィメンズ・サポート・オフィス連 理事)
・油井 文江 ((一社)日本ダイバーシティ・マネジメント推進機構 専務理事)
・嶋津 直之 (運営パパ育コミュ 代表)
・安藤 哲也 (NPO法人ファザーリング・ジャパン ファウンダー/代表)
・堤  香苗  (株式会社キャリア・マム 代表取締役)

講座の様子

講師写真
「SDG’sと保育~スウェーデンのワークライフパズルの視点から~」(浅野 由子 講師)

スウェーデンでは意見表明権や遊びの権利を大切にする制度や環境が子どもの頃から整っていることを学びました。また「ライフワークパズル」という考え方を知り、仕事は生活の一部で、自分らしく仕事も生活も楽しめるように人生の質を重視する考え方(生活様式)を知る機会となりました。

講師写真
「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)から自由に」    (油井 文江 講師)

アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)について参加者で気づく例を出し合い、認識を深め合って、偏見を減らしていくことを話し合いました。

講師写真
「自分らしさとは?」 (松岡 年 講師)

仕事と家事・育児の現状を書き出して見える化し、自分を大切にするために優先順位の見直しをすることを参加者同士共有し、自己理解を深めました。

講師写真
「パパ同士のコミュニケーション~パパとママの見方の違いを知ろう~」(嶋津 直之 講師) 

ワークを通して「仕事」と「家事・子育て」に対する捉え方は個人によって異なることを知り、パートナーとのコミュニケーションの大切さを学んびました。

講師写真
「男性の子育てで家族が変われば、社会は変わる、未来も変わる」 (安藤 哲也 講師)

男性の育児参加が家族や社会に及ぼすメリットを学び、ワークライフバランスの見直しをベースに据え、父親として実行する努力目標をパパ宣言として発表しました。

講師写真
「あなたらしい働き方を叶えるワークライフバランスを考えよう」 (堤 香苗 講師)

今までの講座を踏まえ、各自の最適なワークライフバランスを実現するために、マンダラチャートを記入し可視化し発表し合いました。

講座参加者の声

・子どもの権利を大切にし、自分も子どもも人生を楽しんで、幸せの質を上げていけたらいいなと思いました。
ワークライフバランスではなく、ワークライフパズルの考え方が日本に浸透すればいいなと思います。
・家族とのアサーティブコミュニケーションが必要だと感じました。そして、自分ができていなかったなと感じました。日々の不満等も、アサーティブな対話をすることで不要なストレスを無くせるのかなと思い、とても勉強になりました。
・男性の育児参加は増えている様に感じていたのですが、日本のジェンダーギャップの認識の低さに驚きました。出産や育児の問題だけでない、複合的で根強いバイアスの問題が、日本にはあるという事を知りました。
・「自分らしさとは?」このテーマの答えを見つけるというよりは、今私が私をご機嫌に大好きでいる日々を過ごせることが大切なのかな?と感じました。とても勇気がもらえました。ワークが多く皆さんの考えを知ることができて良かったです。
・パパのリアルな声が聞けて、共働きで頑張られている方がたくさんいるのがわかり、私たちも何とかなるかもと前向きな気持ちになれました。
・講座を通じてパパ同士のつながりができて良かったです。また、パパが子育てに参加するメリットがよくわかり、講座を受けてもっと積極的に子育てに参加していこうと思いました。
・できない自分も、アンバランスな日常も受け入れて楽しめばいいと思いました。3日→3週間→3ケ月の習慣づけ、時間の固定化、優先順位づけを実践して、より充実した毎日を送りたいです。

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