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平成27年度 広島平和の旅

ページ番号 593-708-896

最終更新日 2015年9月14日

 被爆、そして終戦から70年という節目の平成27年度の「広島平和の旅」には、6人の市民の方々が参加しました。
 7月24日に行った事前学習会では、広島と長崎に落とされた原爆のことや、西東京市と原爆とのつながりなどを「非核・平和をすすめる西東京市民の会」の方々にお話しいただき、旅の趣旨や目的への理解を深めました。
 8月5日・6日の2日間は、平和記念式典への参列をはじめ、原爆ドームや平和記念資料館の見学、被爆体験者の講話等をとおして、原爆や戦争がもたらす悲惨さや平和の大切さ、命の尊さについて、また、この時期に広島を訪れることの意味を改めて考えるなど、多くの体験を持ち帰りました。

写真:平和記念公園と原爆ドーム

旅の様子

 8月5日は、まず、平和記念公園内の原爆ドーム、爆心地、原爆の子の像、平和記念資料館を見学しました。崩れたがれきがそのまま残る原爆ドームに圧倒され、爆心地では70年前に起こったことを想像し、原爆の子の像では平和への思いを込めて鐘を鳴らしました。

写真:元安川と原爆ドーム(写真左)、広島市内を走る路面電車(写真右)

写真:元安川と原爆ドーム(写真左)、広島市内を走る路面電車(写真右)

 今年は被爆から70年という節目を迎えたためか、平和記念資料館は非常に多くの来場者で混雑しており、展示をじっくりと見ることはかないませんでしたが、8時15分で止まった時計などの遺品が発する無言のメッセージや、放射線、熱線、爆風による被害の様子をさまざまな資料から学びました。
 その後、旧日本銀行広島支店で行われている被爆70周年記念展示「あの頃のひろしま」展などを見学し、原爆の被害によって一変した広島の人々の暮らしの様子や、被爆当時の惨状を物語る展示品、そして、被爆した建物自体から、改めて原爆がもたらした被害と平和の尊さを考える機会となりました。
 夕方には、「広島県被団協・被爆を語り継ぐ会」の下畠準三さんの被爆体験を伺いました。市内に下宿をして通った当時の中学校生活のこと、原爆投下当日から翌日にかけてご自身が遭遇したけが人や亡くなった多くの人々のこと、実家へ帰るために宇品港まで7時間以上歩き続けたことなどを話してくださいました。

写真:被爆の体験を話す下畠準三さん

 下畠さんのお話によって、展示資料だけではわからなかった原爆がもたらした被害について、いっそう理解を深めることができました。

 翌6日は、平和記念式典に参列しました。
 式典では、原爆が投下された午前8時15分に平和への祈りと被爆者への慰霊の念をこめて、参列者一同が黙とうを捧げました。また、こども代表による「平和への誓い」では、自分たちが平和への思いをつないでいくことの決意が語られ、次世代へ継承していくことの大切さと平和への思いを新たにしました。
 前日に見聞きしたこと、そして式典で発せられた平和への思いと決意のメッセージを受け止めながら、式典終了後には犠牲となった方々のご冥福と平和への願いを込めて慰霊碑に献花しました。

写真:慰霊碑に献花(写真左)、式典終了後に市長と対面(写真右)

写真:慰霊碑に献花(写真左)、同じく平和記念式典に参列していた丸山市長と対面(写真右)

 その後、被爆した状態のまま校舎の一部が保存され、原爆の被害を今に伝える本川小学校平和資料館を訪れ、爆心地に最も近い学校として大きな被害を受けたことがわかる写真や遺物などを見学しました。

写真:本川小学校平和資料館

 2日間とも晴天に恵まれ、暑さ厳しい中でしたが、被爆直後の広島の姿を想像しつつ、路面電車の走る音、道を行き交う車の音、蝉の声、そして人々の暮らす音がする今の広島の姿を各自が心に刻み、全行程を終えました。

「広島平和の旅」報告会

 8月22日には、西東京市民会館で「広島平和の旅」の報告会を行い、参加者が広島で感じてきたことなどを市民のみなさんへ報告しました。報告会終了後は「夏休み平和映画会」として映画「この子を残して」が上映されました。

写真:「広島平和の旅」の報告会のようす

 当日の参加者方々のの発表は、「広島平和の旅」報告集に掲載されている「感想文」から一部抜粋したものです。報告集もあわせてぜひご覧ください。

「広島平和の旅」報告集

平成27年度「広島平和の旅」報告集です。

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