【祝】国名勝小金井(サクラ)指定100周年
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最終更新日 2024年12月6日
国名勝小金井(サクラ)は、指定100周年を迎えました
国名勝小金井(サクラ)は、大正13年(1924年)に国の名勝に指定され、令和6年(2024年)12月9日に100周年を迎えます。玉川上水の堤上につづくサクラ並木のうち、国の名勝に指定されているのは、小金井橋を中心とする小金井市、小平市、西東京市、武蔵野市域の約6キロメートルの区間だけです。西東京市では新町五・六丁目にあたります。
西東京市では、国名勝小金井(サクラ)指定100周年を記念して、令和6年(2024年)4月に「桜樹接種碑」をテーマにした解説会を実施しました。
また、小金井市では、令和7年(2025年)春までの期間内で様々な100周年記念事業を実施しています。令和6年(2024年)12月8日(日曜日)には、『名勝指定お祝いの会「笑顔広がる!小金井桜フェス」』が、小金井市宮地楽器ホールで開催されます。100周年記念事業の詳細については、以下のURLから小金井市公式HPをご確認ください。
小金井市公式HP『名勝小金井(サクラ)』https://city-koganei-koganeizakura.jp/(外部リンク)
現在の名勝小金井(サクラ)
名勝小金井(サクラ)とは
江戸時代中期、8代将軍徳川吉宗の時代に大岡越前守忠相の命により、ヤマザクラの苗種を玉川上水の両岸に植樹し、桜並木としたものです。新田開発の一環として行われた一大事業であり、府中押立村名主であった川崎平右衛門が奈良県吉野山と茨城県桜川から取り寄せたヤマザクラを、農民たちが協力して植樹したと伝えられています。桜並木の美しさは、歌川広重作「名所江戸百景 玉川堤乃桜」などに絵図にも残されており、庶民の間でも名所として人気だったようです。江戸時代末期の嘉永4年(1851年)には、田無村名主である下田半兵衛富宅らによってサクラの補植が行われています。この捕植の経緯や、桜樹が永久に受け継がれ、保護されることを願って建てられたのが、「桜樹接種碑」です。
大正13年(1924年)12月に、小金井橋を中心とした玉川上水両岸の桜並木(約6キロメートルの区間)は、奈良県の吉野山、茨城県の桜川とともに国名勝に指定されました。大切な文化遺産である国名勝小金井(サクラ)を守り、未来へ残すために、東京都や周辺自治体、市民団体と協働して、現在も整備事業が進められています。
桜樹接種碑
現在の玉川上水
