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たばこのリスクと禁煙の健康効果

ページ番号 788-637-580

最終更新日 2023年1月6日

これから禁煙をしようと思っている方、まだ迷っている方も、たばこのリスクを理解することで禁煙のモチベーションにしませんか?

たばこはどうして悪いの?

死に至る病気の原因

喫煙者は非喫煙者と比べ、がんで死亡するリスクは男性は2倍、女性は1.6倍高くなると言われています。特に男性の肺がん、喉頭がんの原因の約7割は喫煙が原因とされています。がん以外でも、心疾患、脳卒中の約4割、慢性閉塞性肺疾患の6割が喫煙が原因となって発症しています。

女性への影響

妊娠中の女性が喫煙をすると、流産および早産の危険性が高まり、低出生体重児が生まれやすくなります(早産は3.3倍、低体重児は2.4倍)。また、非喫煙者と比べ3倍以上不妊になりやすくなるとの報告(WHO)があります。
さらに、更年期障害が重くなるとされ、閉経後の骨粗しょう症になりやすくなります。

たばこの周囲への影響

たばこの先からでる煙(副流煙)には、200種類以上の有害物質が含まれ、喫煙者の吸う煙の3.5倍以上多く含まれています。

妊婦の受動喫煙

妊婦の周囲での喫煙も、胎児の発育に影響し、低出生体重児を出産するリスクを高めます。妊婦の夫が喫煙している場合、低出生体重児が生まれる確率が1.7倍高くなります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)

親の喫煙は、赤ちゃんが何の前ぶれもなく突然死してしまう「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のリスクを高めます。また、ぜん息、気管支炎、中耳炎にかかりやすくなり、ぜん息発作を誘発させるなど、子どもの健康に大きく影響します。

たばこに含まれる有害物質

ニコチン
脳に作用し依存性のある物質です。ニコチンの効果が切れると、不快感や抑うつ気分、イライラなどの離脱症状が出ます。また、交感神経を刺激し、血管を収縮させ血圧上昇、心臓への負担が起こり、血管の老化につながります。禁煙したくてもなかなかできないのは、ニコチンの依存性のためかもしれません。
自分のニコチン依存度を知ろう
タール
発がん物質を40種類以上含み、肺がんなど多くのがんの原因となります。
一酸化炭素
動脈硬化を進ませ心筋梗塞、脳梗塞を引き起こします。血液中に酸素が十分に運ばれなくなるため軽い酸欠状態になり、持久力や作業効率が低下します。

禁煙の効果

禁煙による健康改善は何歳であっても遅すぎることはありません。禁煙すると時間の経過とともに様々な健康上の良い効果があらわれます。

禁煙してからの時間経過と健康上の効果

20分後

血圧と脈拍が正常近くまで下がる 

24時間後

心臓発作の確率が下がる

数日後

味覚や嗅覚が改善する 気管支の収縮が取れて、呼吸が楽にる  

1年後

肺機能の改善がみられる 

10年から15年後

さまざまな病気になるリスクが、喫煙していない人のレベルまで低下する
新規ウインドウで開きます。e-ヘルスネット(厚生労働省)(外部リンク)より

その他の効果(健康面・生活面)

  • 血行が良くなり、肩こりなどが改善しやすい。
  • 肌のツヤ、皮膚のくすみなどが改善し、若く見える。
  • 服や部屋にたばこのにおいがつかなくなる。
  • たばこを吸う場所に困ったり、吸いたいときのイライラがなくなる。
  • お財布が豊かになる。(例:生命保険料が安くなる、たばこの購入代をおこづかいにまわす)
  • 家族にも喜ばれる。

 

他にも効果があるかもしれません。あなたにとっての禁煙の目的は何でしょうか?

なかなか禁煙できなかった方は、こちらも参考にご覧ください。上手に禁煙するために

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