西東京市議会議員研修会を開催しました(令和5年12月14日)
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最終更新日 2024年4月10日
議員研修会を開催しました
毎年各方面から講師を招いて議員研修会を実施しています。
今回は本市の主要施策の一つである「平和」をテーマに研修を実施しました。
ウクライナ避難民と自治体行政のかかわり
ウクライナ支援関係者を講師に招き、ウクライナから避難されている方に対する支援の状況や自治体行政とのかかわりについてご講演いただきました。
また、ウクライナから避難されている方から、爆弾の落ちるなか列車に乗り、戦禍を逃れて避難してきたお話、日本での暮らしなどを語っていただきました。
日時 12月14日(木曜日)午後3時から
場所 田無庁舎3階議場
講師 ウクライナ避難民運営食堂 Nadiya プロジェクトリーダー 別當 紀人 氏
ウクライナ避難民 ボロディナ マリーナ 氏
講師のお二人(左:別當紀人氏、右:ボロディナ マリーナ氏)
避難民を支えている方の現状、苦労している点
別當氏は、海外旅行やワーキングホリデーを通し世界各国を巡る中、就労していたボリビアにてベネズエラの難民問題を目の当たりにしたことで世界の難民問題に興味を持ち始める。
ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、以前から交流のあったウクライナ人の友人の身元保証人になることを決意したが、来日したウクライナ避難民が日本で働くには言葉の壁が大きかった。
そこで、これまでの経験からレストランであれば言葉の壁がなく働けると考え、ウクライナ避難民の就労支援として食堂Nadiyaを立ち上げる。
現在、西東京市と小平市にてウクライナ避難民の方がウクライナ料理を提供し、安定した仕事に就けるまで雇用を創出している。
ウクライナ避難民には各種サポートがある一方、身元保証人にはサポートがないため、負担が大きく、仕事との両立は困難が多い。このままでは身元保証人になっても負担が増え、身元保証人への体制作りが急務と実感している。
マリーナさんの日本での生活状況
高校生の時、日本のアニメをきっかけに日本に興味を持ち、日本語の勉強を始めた。
現在はオンラインで英語、日本語、ロシア語、ウクライナ語を教えているため、日本で生活を送ることができている。
これから先、支援が続くわけではないため、心配と不安はあるが、皆さんの支援のおかげで幸せに暮らしていることに感謝している。それほど日本は素敵な国である。
西東京市で行っている支援
・生活全般をワンストップサポート(地域共生課:福祉丸ごと相談窓口)
・外国人相談(文化振興課:多文化共生センター)
・国民健康保険料減免および一部負担金助成制度の創設(保険年金課)
・平和交流会(保谷第二小学校)
・ウクライナ避難民との交流会(保谷駅前公民館)
・食育講座「ウクライナ料理をつくろう」(健康課) 等
お問い合わせ
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