第2回にしとうきょう環境アワード受賞者インタビューを行いました!
ページ番号 197-169-463
最終更新日 2024年11月8日
令和5年度開催した「第2回にしとうきょう環境アワード」の受賞者インタビューを行いました。
株式会社エネスパート
昨年度の活動内容
株式会社エネスパートは、地球温暖化防止のため、省エネ家電機器(省エネエアコン、LED照明)、節ガス設備機器(エコジョーズ)、節水設備など環境によい製品のメリットや意義を丁寧に説明し、積極的に提案してきました。その結果、多くの省エネ設備機器に取り換えることができました。
【環境審議会委員からのコメント】
従来の熱交換機などを省エネ機器に交換することでエネルギーの節約ができ、結果温暖化防止をサポートすることになります。今後も積極的に省エネ製品の普及に努めて頂きたいと思います。
インタビュー内容
Q1:表彰されたことにより、事業活動に変化はありましたか。
東京都や国が実施している助成金制度も活用し、より環境性能が高い製品を取り扱うようになり、従業員の意識も変わりました。
Q2:環境アワードに申し込んで良かったことがあれば教えてください。
環境アワードがきっかけとなり、環境問題について様々な事を考えるようになりました。今では、市とも連携し、西東京市全体として大きなビジョンで取り組まなければならないと思っています。
Q3:地球温暖化対策の推進について、事業者の方に求められる役割はなんでしょうか。
住宅設備はインターネットの販売が主流になっていて、インターネット上では、メーカーが環境に配慮した良い製品を作っていることが紹介されません。
そうすると、価格重視で購入する方が多くなり、環境に良い製品を普及させることは難しくなります。
弊社のような販売事業者の場合について申し上げると、西東京市にお住まいのお客様に「温暖化防止活動に取り組むために何をすべきか」というプロセスを提案し、情報提供していくことが、事業者の役割ではないかと思います。
Q4:環境活動に興味をもっている方、まだ行動に移していない方々にメッセージをお願いします。
弊社も、環境に配慮した製品を知ってもらい販売するというビジネスからスタートし、もっと環境のためにできることはないかと考えるようになりました。
環境アワードで子どもたちが表彰されているのを見て、子どもたちが頑張って行動しているのだから、大人も努力をみせる時ではないかと感じています。
時間を作るのは難しいと思いますが、西東京市に住む全員が、少しでも環境に興味を持ち行動に移してほしいと思います。
田無第一中学校 IJ学級
昨年度の活動内容
田無第一中学校IJ学級では、玉ねぎの皮を使った草木染めと学校の伐採木を使った木工工作を行いました。
草木染めは、近隣の飲食店やスーパーマーケット、ひばりが丘中学校の給食室、各家庭などから玉ねぎの皮をいただきました。身近でゴミになるようなものでも使い方次第では資源になります。
学校の伐採木を使ったキーホルダーと鉛筆立てについては、校内に伐採木が転がっていたので、折角なら何か身近で使えるものを作ったらどうかと考え、キーホルダーと鉛筆立てにしました。
【環境審議会委員からのコメント】
昨年も他団体とは違った視点からの活動を実施されていましたが、今年も昨年とはまた違った企画を実施しており、興味をそそられる内容でした。来年はどのような企画を実施するのか今から楽しみにしています。
インタビュー内容
Q1:この活動を通じて、生徒さんにどのような影響や成果を実感していますか。
草木染めの時は、「本来は捨ててしまう玉ねぎの皮」でこんなに染まるということを、生徒自身が体験し実感できた点が良い影響になったと思います。
伐採木は、自分の学校の木で作ったので、より身近な「捨ててしまうもの」がキーホルダーや鉛筆立てになり、使い方次第では資源になるんだという事が学べたと思います。
また、どちらも、出来上がった完成品が手元にも残り愛着がわきました。
Q2:環境アワードに申し込んで良かったことがあれば教えてください。
自分たちが授業で普段行っていることが表彰されるという形になったことで、SDGsの取組を自分たちが実際にやっているという事を理解することができました。
また、玉ねぎの皮の草木染めで受賞した際には、市長に認めてもらい、市役所にも呼んでいただき、自分たちが行っている活動がこんなに認められるということを実感できたので、生徒にとって非常に良い経験となりました。
Q3:地球温暖化対策の推進について学校に求められる役割があれば教えてください。
生徒も、何が地球温暖化対策になるかということを知らないと思うので、それを具体的に学ぶ機会を設けてあげることで、知るきっかけになります。
一人の力だと些細なことであっても、みんなで取り組むことによって大きな力になるという経験ができるのは、学校ならではだと思います。
Q4:今後の活動目標や計画などがあればお聞かせください。
今年度は上向台小学校の調理室で出た廃油を使った石けん作りを行っています。給食調理の時の廃油で石けん作り、その石けんを使って白衣を洗うという一連の流れができると面白いかなと思い、石けん作りにしました。今、石けんを作った段階なので、これから白衣の洗濯に繋げていければいいなと思います。
今後も、生徒に身近なことを題材にしていきたいです。また、玉ねぎの皮を近隣の方からいただいたように、できれば学校だけで完結するのではなく、地域とのつながりも増えていくと良いかなと思います。
