多摩六都科学館（たまろくとかがくかん）が開館（かいかん）したのは1994年（ねん）3月（がつ）1日（ついたち）。今年（ことし）で30周年（しゅうねん）を迎（むか）えます。
30年前（ねんまえ）を科学（かがく）の視点（してん）で振（ふ）り返（かえ）ってみると、当時（とうじ）は一般向（いっぱんむ）けのインターネット接続（せつぞく）サービスが始（はじ）まった頃（ころ）で、科学館（かがくかん）のホームページはまだありませんでした（開設（かいせつ）されたのは1996年（ねん）10月（がつ）です）。一般向（いっぱんむ）けのデジタルカメラが販売（はんばい）され始（はじ）めたのもこの頃（ころ）です。当時（とうじ）はフィルムカメラで撮影（さつえい）して、現像（げんぞう）するまでどんな写真（しゃしん）が撮（と）れているか分（わ）からなかったのに、現在（げんざい）では誰（だれ）もがスマホで撮影（さつえい）して、その場（ば）で加工（かこう）して、世界（せかい）に向（む）けて発信（はっしん）までできます。30年（ねん）の間（あいだ）に通信（つうしん）やデジタル機器（きき）が目覚（めざ）ましく進化（しんか）してきたことが分（わ）かりますね。
開館（かいかん）した年（とし）に小学校（しょうがっこう）4年生（ねんせい）でプラネタリウムの学習投影（がくしゅうとうえい）を見（み）に来（き）た人（ひと）は、今（いま）40歳（さい）。あのとき子（こ）どもだった人（ひと）たちの中（なか）に、自分（じぶん）の子（こ）どもを連（つ）れて科学館（かがくかん）を楽（たの）しんでくれている人（ひと）がいるかもしれません。その子（こ）どもたちが大人（おとな）になった頃（ころ）、私（わたし）たちの暮（く）らしがどのように変（か）わっているか、考（かんが）えてみてはいかがでしょうか。