本文ここから

第107回 東京都の化石 トウキョウホタテ

ページ番号 193-610-861

最終更新日 2024年4月11日

 2016年に日本地質学会にほんちしつがっかいが47都道府県とどうふけん特徴的とくちょうてき地学標本ちがくひょうほんを「けんいし」として選定せんていしました。都道府県とどうふけんそれぞれに岩石がんせき鉱物こうぶつ化石かせきの3つが選定せんていされています。
 東京都とうきょうとの化石にえらばれているトウキョウホタテ(Mizuhopecten to kyoensis)は、私たちが食べているホタテガイ(Mizuhopecten yessoensis)に形も大きさもていますが、絶滅ぜつめつした別の種類しゅるいのホタテガイです。
 「トウキョウ」と名前がついていますが、日本各地かくち台湾たいわんなどの地層ちそう鮮新世せんしんせいから更新世こうしんせい、およそ500万から1万年前)でも見つかっています。最初さいしょ報告ほうこくされたものが東京都北区王子の東京層とうきょうそう後期こうき更新世、およそ13万から1万年前)からみつかった化石だったので、「トウキョウ」と名前がつけられました。多摩六都科学館たまろくとかがくかん展示室てんじしつ5(地球ちきゅう部屋へや)には、千葉県産ちばけんさんのトウキョウホタテを展示てんじしています。
 ぜひ見にいらしてください。


多摩六都科学館で展示しているトウキョウホタテ

お問い合わせ

このページは、秘書広報課が担当しています。

市役所田無庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号

電話:042-460-9804

ファクス:042-460-7511

お問い合わせフォームを利用する

本文ここまで

ロクト・サイエンス・コラム