第17回西東京市立児童館キャンプに行ってきました
ページ番号 609-699-345
最終更新日 2017年9月1日
第17回西東京市立児童館キャンプに行ってきました
平成29年8月1日(火曜日)から3日(木曜日)までの2泊3日で、山梨県北杜市須玉町にあるみずがき山リーゼンヒュッテにて「児童館キャンプ」を実施しました。
127人の中から抽選で選ばれた参加児童70人、児童館職員をはじめ公募による指導員、そして看護師をあわせたスタッフ22人の合計92人で行ってきました。
1日目
昨年は、天気に恵まれず思うように活動ができなかったので、今年は天気に恵まれることを願っていたのですが、お昼ご飯を食べる予定の場所(みずがき湖)に到着したとたん、ポツポツと雨が降りだしました。
空模様などから屋外での昼食は困難と判断し、バスが次の目的地に向かうために動き出すと、土砂降りになってしまいました。
外で食べられずに残念な思いと、外で食べていたらどんなことになっていたのかとホッとした気持ちが入り混じって、みんな複雑な気持ちでした。
幸運なことに、リーゼンヒュッテに到着して昼食を食べているあいだに雨があがりました。
水はけが良い場所なので、地面に溜まった水が引くのを待って、1日目テント泊のグループがテントを立て始めました。
もう一方の宿の部屋に泊まるグループは、さっそく班活動を始めて近くの川へ向かいました。
テント泊のグループも作業が終わると班活動が始まります。
しかしそうは言っても、夕食作りが控えているので今日は、リーゼンヒュッテの敷地内を中心に活動し、川遊びは明日のお楽しみとなりました。
テント設営が終わりました
川遊びグループは、本谷川の渓流での水晶探しを楽しんでいました。
水晶を探すのは許可を受けた場所だけなのですが、みんな一生懸命。
それに、川の水はとても冷たいのですが夢中になって探していました。
心配していたお天気も、なんとか持ちこたえてくれたので、夕食作りは予定通り屋外で。
食事作りのテーマは「自分で作って大発見」です。
今年は、空き缶を使った炊飯とホイル焼きがメイン。
ジュースなどの空き缶に一人分のお米と水を入れ、アルミホイルでフタをするだけ。
これを火にかけます。
そして空いているスペースを使ってホイル焼き。
ソーセージやアスパラガス、ポテト、コーンが包まれています。
空き缶炊飯の様子
ガスコンロやIHヒーターとは違うので、火の調整には苦労していました。
夕食の片付け後、夜の班活動が始まりました。
空気が冷え込み始め、長袖・長ズボンでちょうど良い感じです。
西東京市の夜とは違って、敷地から少しでも離れると、暗闇が待っています。
わずかな月明かりがあるので真っ暗ではありませんが、それでも怖がる子がいます。
肝試しでもないのに、「キャー」という叫び声も聞こえていました。
雲がなければ満天の星空が広がるのですが、この日は数個の星が見えただけだったので残念でした。
テント泊グループは予定通りテントで寝ることができました。
2日目
午前6時に起床して、午前6時30分から「朝のつどい」。
この日は3人の班長が司会を努めます。
朝のつどいの様子
その後、朝食作りの準備が始まります。
昨日同様、まずは食材などを受け取ります。
2日目の朝食は牛乳パックを使ったお手軽調理。名づけて「ホットサンド」。
ハムとスライスチーズを食パンの上にのせ、半分に折ってアルミホイルで包みます。
それを牛乳パックに入れ、火をつけて牛乳パックが燃え尽きたら出来上がりです。
ホットサンドを作っている様子と出来上がった様子
食事の片付けが終わると、テント泊のグループはテントの片付けです。
宿の部屋に泊まったグループは、班活動。
今日も「目指すは川!」のようです。
テントの片付けが終わったグループも、川に行って水晶を探す気満々のようです。
準備をととのえると川へ向かって行きました。
さてさて、多くの班が集まった本谷川。
昨日は雨のせいで水量が多かったのですが、この日は例年並みの水量に落ち着いていました。
川での様子
そして昨日の水量が多く、流れが急になっていたからなのか、これまでに見たこともないサイズの水晶を見つけ出した子がいました。
もちろんみんな大騒ぎ。
今度は自分が!という思いが強くなったようで、夢中になって探す姿があちこちで見られました。
大きさに違いはありましたが、今年は昨年以上に多くの子が水晶を見つけていました。
見つけた水晶
水晶探しは昼前に終了し、リーゼンヒュッテに戻ってお昼ご飯です。
宿への帰り道
今年は、お弁当になったので班ごとに好きな場所での食事タイムとなりました。
班ごとにお弁当
お昼を食べ終えると、活動再開。
今日はテント泊のグループが入れ替わるので、昨夜宿の部屋に泊まったグループはテント泊の準備です。
一方、テント泊だったグループは、ゆっくり班活動。
川から拾ってきた石を使って工作を楽しんだり、敷地内を使ったレク活動をしたり。
そうかと思えば、鬼ごっこやリレーで走り回っていたりと、みんな元気です。
班活動の様子
2日目夜のメインはキャンプファイヤー。
今年は、一人一人短冊に願い事を書いて、ファイヤーで燃やすことにしていました。
ファイヤーの準備をしていましたが、開始直前ポツリポツリと雨が降ってきました。
最初は、「雨カッパを着て外でやるよー」と話していましたが、だんだん本降りになってしまい、結局昨年同様室内プログラムに変更となってしまいました。
それでも今年は、「キャンプファイヤーの火は灯そう」となり、各班の班長さんがカッパを着て外に出て、トーチ棒を手に火種に着火。
班長達がもつトーチ棒へ点火
すると、火の玉となって井桁に飛んでいき無事点火しました。
火の玉となって井桁に飛んでいく様子
無事に点火
大きく燃え上がる炎
その後、ファイヤーの火を見ながら室内でレクゲーム。
歌合戦あり、ジャンケンゲームあり、オリジナルダンスありでアッと言う間に時間が過ぎて行きました。
小さくなった火をみながら退場。
参加者全員が一体となり、楽しく盛り上がった素敵な時間。ファイヤーの炎とともに、みんなの心の中に何かが残ったのではないでしょうか。
結局雨は止むことが無かったので、無理せず希望する子だけがテント泊を体験することとなりました。
3日目
この日も午前6時起床。午前6時30分からは「朝のつどい」。
霧に囲まれた中でのつどいは、なんだか幻想的。
この日は4人の班長が司会をつとめ、スケジュール確認や体操などをしました。
朝のつどいの様子
朝食は食堂で。
ここに来て初めて92人全員で一緒に「いただきます」をしました。
朝食をすませると片付けです。
テント泊グループはテントの片づけと1日目に使用した部屋の清掃。
2日目部屋に泊まったグループも部屋の清掃。
片付けがすんだら、班ごとに最後の自由時間を楽しんでいました。
ここに到着したばかりの頃は男女バラバラで動いていた班も、すっかり仲良くなって元気に遊んでいました。
鬼ごっこをしたり、レクゲームをしたり、川遊びで拾った水晶やきれいな石でストーンクラフトに取り組む班もありました。素敵なおみやげができたことと思います。
迎えに来たバスの運転手さんから「高速道路で事故があったので、帰りは渋滞に巻き込まれるかもしれない」と伺い心配していましたが、予定時刻より30分程度早く西東京市に帰ってくることができました。
お迎えに来て下さった、保護者の皆さんありがとうございました。
おうちの人の姿を見て、ホッとしたような名残惜しそうな顔をしていた子ども達の表情が印象的でした。
この3日間、参加者のみなさんにとって貴重な経験になったのではないでしょうか。
