大気汚染状況調査
ページ番号 861-077-291
最終更新日 2022年3月14日
東京都及び八王子市は、都内の大気汚染の状況を把握するため、大気汚染防止法に基づき、住宅地域等に設置している一般環境大気測定局(以下「一般局」という。)47局と、道路沿道に設置している自動車排出ガス測定局(以下「自排局」という。)35局で大気汚染状況の常時監視を行っています。
西東京市では、良好な環境を維持するため、毎年市内の「一般局」2か所、「自排局」1か所で、大気汚染調査を行っています。
調査概要
調査項目
二酸化窒素(NO2)
燃焼の過程で、空気中の窒素が化学反応をおこし、二酸化窒素になります。人間の呼吸器疾患や光化学スモッグの原因にもなります。環境基準は0.06ppm以下です(ppmは100万分のいくらかであるという割合を示す数値)。
浮遊粒子状物質(SPM)
工場や自動車から排出され、大気中に浮遊している小さな粉じん(粒子径がおよそ10マイクロメートル以下の物質)で、人間の呼吸器系に沈着し、健康に悪影響を及ぼします。環境基準は0.10ミリグラム/立方メートル以下です。
微小粒子状物質(PM2.5)
浮遊粒子状物質のなかで粒子径が2.5マイクロメートル以下のものをいいます。粒子径が小さいことから、肺の奥深くまで入りやすく健康への影響も大きいと考えられています。環境基準は1年平均値が15マイクログラム/立方メートル以下であり、かつ、1日平均値が35マイクログラム/立方メートル以下です。
調査結果
調査の結果、全ての地点において環境基準値を下回っています。
二酸化窒素(NO2)
・一般局では、15 年連続すべての測定局で達成しました。
・自排局(※1)では、3 年連続ですべての測定局で達成しました。
浮遊粒子状物質(SPM)
・3年連続ですべての測定局で達成しました。
微小粒子状物質(PM2.5)
・一般局(46 局)(※2)及び自排局(34 局)のすべてで達成し、達成率は100パーセントでした。
・「東京都環境基本計画」の目標「2024 年までに、 PM2.5 の環境基準達成率を100パーセントに向上させる」を達成しました。
※1 自排局の局数については、休止中の玉川通り上馬局は除いている。
※2 一般局の局数については、休止中の小金井市本町局を除いている。
一般環境大気測定局(一般局)の測定結果(令和2年度)
局名 | 二酸化窒素 NO2 | 浮遊粒子状物質 SPM | 微小粒子状物質 PM2.5 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
環境基準 達成状況 |
98パーセント値 (ppm) |
年平均値 (ppm) |
環境基準 達成状況 |
2パーセント除外値 (mg/m3) |
年平均値 (mg/m3) |
環境基準 達成状況 |
98パーセント値 (μg/m3) |
年平均値 (μg/m3) |
|
西東京市 南町 |
〇 | 0.028 | 0.012 | 〇 | 0.038 | 0.013 | 〇 | 24.8 | 9.8 |
西東京市 下保谷 |
〇 | 0.031 | 0.012 | 〇 | 0.041 | 0.016 | 〇 | 25.0 | 10.0 |
自動車排出ガス測定局(自排局)の測定結果(令和2年度)
局名 | 二酸化窒素 NO2 | 浮遊粒子状物質 SPM | 微小粒子状物質 PM2.5 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
環境基準 達成状況 |
98パーセント値 (ppm) |
年平均値 (ppm) |
環境基準 達成状況 |
2パーセント除外値 (mg/m3) |
年平均値 (mg/m3) |
環境基準 達成状況 |
98パーセント値 (μg/m3) |
年平均値 (μg/m3) |
|
青梅街道 柳沢 |
〇 | 0.033 | 0.016 | 〇 | 0.047 | 0.016 | 〇 | 22.8 | 9.7 |
関連リンク
2020年度(令和2年度)大気汚染状況の測定結果|東京都(外部リンク)
大気汚染に係る環境基準(東京都環境局ホームページ)(外部リンク)
