最終更新日 2020年8月28日
前立腺がん検診で精密検査となった方へ
前立腺がんは、老化とともに発生するがんの代表的なもので、他のがんに比べて比較的進行が遅いことが特徴です。進行するにつれて、尿が出にくい等の排尿障害等が起こり、骨や肺に転移してしまうこともあります。
早期に発見し、適切な治療をすることで完治が可能な病気です。前立腺肥大の症状と似た症状もあり、「自分は前立腺肥大だから尿が出にくい」、「年だから尿が出にくい」と思わず、精密検査の連絡を受けた方は、すみやかに専門医(泌尿器科)を受診し、ご相談されてください。
主な検査方法を以下に紹介します。検査の詳細については受診される医療機関におたずねください。
麻酔をかけた状態で、肛門から超音波を入れ前立腺を観察しながら針をさして前立腺の組織を採取し、組織が良性か悪性かを顕微鏡で調べます。
採血を行い、再度PSAの値を測定します。
肛門から指を入れ、直腸越しに前立腺に触れて状態を調べます。
プローブと呼ばれる細い棒を肛門から入れ、直腸にエコーをあてながら前立腺を確認します。主に前立腺の大きさや形を調べます。
MRI検査は磁気を使って、体の内部を描き出します。がんと疑わしき部分の位置や状態等を調べます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、実施体制が変わる可能性があります。
受診の際は、必ず医療機関に事前にお問い合わせください。
医療機関名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
佐々総合病院 | 田無町四丁目24番15号 | 042-461-1535 |
西東京中央総合病院 | 芝久保町二丁目4番19号 | 042-464-1511 |
武蔵野徳洲会病院 | 向台町三丁目5番48号 | 042-465-0700 |
検査費用、健康保険証、検診の結果
精密検査に関わる費用は多くの場合、医療保険が適応となります。
診察に関わる費用、選択された検査の数や医療保険の自己負担割合等によって費用は異なりますので詳細は受診される医療機関でご確認ください。なお、200床以上の医療機関を受診される場合、精密検査費用のほか特定療養費がかかることがあります。
がんに関する専門相談窓口(本人やご家族ががんの治療を受けるうえでの不安や悩み、療養生活のことについて)