JSNオランダ連携プロジェクト「Game Changer」 「障害者と健常者をつなぐ指導者の役割」を開催しました
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最終更新日 2018年7月18日
障害者スポーツの普及啓発、障害者の理解促進など、パラスポーツを通じて共生社会の実現を目指す「オランダ連携事業」は、2年目を迎えました。
今年のプロジェクト全体テーマ「感動体験から知る・学ぶ」のもと、平成30年6月28日(木曜日)にオランダから障害者スポーツに精通した専門家3名を迎えて、スポーツや身体活動を行う場所で指導的立場の方々を中心に、オランダにおける障害者スポーツのプログラムやスポーツの要素を取り入れた健常者と障害者の相互理解の手法等を学びました。
イベント内容
講師と一緒に考えました
ワークショップ
保谷柳沢児童館にて、ワークショップを行いました。
視覚障害者の体験を通してガイドの役割を再認識したり、障害のある子どもがスポーツをしている写真を見ながら、指導者としてどのようなサポートができるかを話しました。
身近な用具を工夫しています
講師のプレゼンテーションでは、オランダでの、障害者スポーツのルールや用具の工夫や、「Sports MEE」という、障害者のスポーツや運動への参加をサポートしているスポーツカウンセリングの組織の紹介がありました。
このワークショップを通じて、障害者を手助けするのではなく、一人の人間として接し、相手の可能性に目を向け、信頼関係を築く大切さを学びました。
コーフボールの授業
コーフボール特別授業
東京都立田無特別支援学校にて、コーフボールの授業を行いました。
オランダコーフボール協会のドルフ氏を中心に、ボールを使った準備体操やシュートの練習をした後に、実際に試合をしました。
交流事業
保谷柳沢児童館にて、児童館・学童クラブを利用している子どもたちと一緒に、誰もが楽しめる遊びをしました。
グループごとにリタ氏、マヨライン氏、ドルフ氏のボール遊びなどを体験しました。
輪になってボールパスゲーム
ボールを使ったミニリレー対決
クールダウンではみんな一緒に動物になりきりました
参加者の声
参加した指導者の方々からは、「本人のやりたいこと、苦手だと思っていることを知り、その子のニーズに合わせて工夫していきたいと思った」、「人と人とが向き合うときに大切なことが障害者スポーツを普及していく上でも一番大切」、「能力に焦点を当て、スタッフがいかにクリエイティブな発想力を持ち、工夫するかが大切」、「ルールに関係なく純粋にそのスポーツ・ゲームをやってみて楽しむことが大切という言葉が印象に残った」などの声がありました。
講師の方々
リタ・ファン・ドリエル氏
オランダオリンピック委員会・スポーツ連合 障害者スポーツプログラムマネージャー
オランダパラリンピック委員会事務局長
国際パラリンピック委員会理事・開発委員会委員長
国際オリンピック委員会大会調整委員会メンバー
マヨライン・デ・ブーア氏
スポーツコンサルタント
障害、慢性疾患、行動障害、自閉症等の特別な支援を必要とする人々を対象とした個別のニーズに対応したアドバイスを提供する。
ドルフ・ナイブルック氏
オランダコーフボール協会
スポーツコンサルタント活動を行う。