PSA検査とはなんですか？どのような検査をするのですか？

　血液検査で、前立腺特異抗原（PSA）値をみます。PSAは前立腺組織から分泌される糖たんぱくのことで、前立腺に異常があると数値が上昇します。
　前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症や前立腺炎など他の病気でも高くなりますので、確定的ではありませんが、一次検診（スクリーニング）としては有用とされている検査です。

前立腺がんに症状はありますか。

　早期の前立腺がんには、ほとんど自覚症状はありません。比較的ゆっくりと進行するがんですが、ある程度進行すると以下のような様々な症状が出始めます。
　【症状】
　　・尿が出にくい、排尿に時間がかかる（排尿困難）
　　・排尿してもすっきりしない（残尿感）
　　・夜中に何度もトイレに行く（夜間頻尿）
　　・我慢できずに漏らしてしまう（尿失禁）
　　・腹部がはる。

　高齢者に多い前立腺肥大症でも同様の症状が出るため、年齢のせいにしがちですが、前立腺がんを早期に発見し、治療の機会を逃がさないためにも排尿障害があったら医療機関を受診することが大切です。