「フレイル」=いつまでも元気に暮らし続けたい! そのために今知っておくべき注目ワード!
ページ番号 506-619-918
最終更新日 2024年2月27日
このページでは、近年注目を集めており、元気に暮らせる時間をのばすために知っておくべきキーワードである「フレイル」とは何か?について説明します。
高齢者のほとんどが虚弱になる
高齢者の方が亡くなる過程について、これまで行われた大規模な研究によれば、男性は、約7割が虚弱の状態になり「だんだん弱りつつ」亡くなっていき、女性は、虚弱になり亡くなっていく割合は約9割に達します。
虚弱をフレイルと命名
このように、多くの方が経験することになる虚弱状態に早く気付いて予防することが重要ですが、虚弱という言葉はあまりなじみがない上に、マイナスのイメージを持ちやすい言葉です。
このため、「虚弱」を意味する英語の「frailty」を語源に、市民に親しみやすい言葉として、「日本老年医学会」が「フレイル」という用語を提唱しました。
フレイルは元気と介護の間のこと
フレイル(虚弱)とは、元気な状態と介護が必要な状態の中間の状態を言い、年を重ねて心身の活力が低下した状態です。
フレイルは多面的
また、フレイルの状態とは、これまで良く知られており、盛んに取り組まれてきた「体の虚弱」を意味する「フィジカル・フレイル」だけではありません。
認知症等につながりかねない「こころの虚弱」である「メンタル・フレイル」、人や社会との関わりが低下した状態である「社会性の虚弱」を意味する「ソーシャル・フレイル」の3つがお互いに重なり合うものとされています。
フレイルのきっかけは社会性の低下
さらに、東京大学高齢社会総合研究機構による、千葉県柏市における研究では、フレイルになる最初のきっかけは、「社会性の低下」から始まることが分かってきています。
早めにフレイル予防に取り組もう!
このような意味を持つフレイルですが、早めに予防すればするほど効果が高くなることが分かっています。
このため、早めに自分のフレイルの状態に気づいて予防することが、みなさんがより長く健康に暮せる秘訣です。
フレイル予防の三つの習慣
フレイルの予防には、「しっかり噛んで、しっかり食べる」、「運動をする」、「社会参加をする」の三つをバランスよく行うことが非常に大切です。
そこで、皆さんも以下の予防法を実践してみてください。
栄養・食・口腔
毎日の食事では、筋肉の素になるたんぱく質が多く含まれる肉・魚・大豆製品、そして骨を強くする牛乳・乳製品を多くとりましょう。
また、友人や家族とコミュニケーションを取りながら食事をとることは栄養バランスのよい食事をとることと同じくらい重要です。
さらに、歯科検診を受けるなど、積極的なお口のケアも大切です。
運動
最初から負荷の高い運動をするより、今より少し多く、毎日、体を動かすことが重要です。
いつもより少し速く歩く、目的地や誰かに会いに行くなどの理由をもって歩くことなどで、これまでより体を動かすようにしましょう。
社会参加
自分に合った活動をみつけましょう。
何から始めればいいか分からない場合は、自分の経験が活かせるものや、趣味などの興味があるものから始めてみましょう。
自分がフレイルなのか確認しよう!
自分の今のフレイルの状態が気になる方は、東京大学高齢社会総合研究機構が開発した「フレイルチェック」というプログラムを市内で実施していますので事前に申し込みの上、ご参加ください。
詳細は、このリンクからフレイルチェックのページをご覧ください。
フレイルを予防しよう!(東大TV)
フレイル予防について西東京市と協定を締結した東京大学高齢社会総合研究機構が作成したフレイル予防の紹介動画です。
関連リンク
自分がどのくらいフレイルになっているのか、計測機器や質問票を使って詳しくチェックできるプログラムである「フレイルチェック」について説明したページになります。
東京都内初! フレイル予防事業実施のため東京大学と連携協定を締結しました
フレイル予防についての様々な事業を西東京市内で実施していくことを主な目的に、東京大学高齢社会総合研究機構と西東京市で協定を締結しています。
このリンクは、協定を締結した時の様子を掲載したページになります。
フレイル予防について啓発するために開催した講演会の様子を掲載したページになります。
お問い合わせ
このページは、高齢者支援課 生きがい推進係が担当しています。
西東京市役所 田無第二庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号
電話:042-420-2812
ファクス:042-462-1130
