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環境カルタ(は・ひ・ふ・へ・ほ)

ページ番号 987-466-516

最終更新日 2011年7月29日

(は)ハンカチの木ナンジャモンジャは 東大演習林のアイドルツリーだ

画像:ハンカチの木ナンジャモンジャは

(解説) 東大演習林の名物樹木を紹介します。

  • ハンカチの木(大桐科ダビディヤ属) 4月下旬から5月上旬にかけて、短期間に開花するため、観賞のチャンスが少ない(ゴールデン・ウィーク閉園の影響?)。葉の上部が白いハンカチのように見えることから、この名がついたといわれています。
  • ナンジャモンジャ(モクセイ科ヒトツバタゴ属) ハンカチの木と前後して開花し、樹木が雪をかぶったような姿が見られます。名前の由来は、何の木か分からないまま「何の木じゃ?」とよばれているうちに、いつしか「なんじゃもんじゃ」と変わっていったといわれています。

(ひ)ビオトープに いのち息づき みんなで見守る 小さな生態系

画像:ビオトープに いのち息づき


(解説) 自然界では、多種多様ないのち(生物)の間につながりがあって、1種類の生物だけでは生きられません。たとえば、植物は、昆虫や草食動物に食べられるだけでなく、花粉や種子を運んでもらい、子孫を残します。また、肉食動物は、食べ物の昆虫や動物がいなければ生きられません。死んだ動植物は、微生物や細菌(バクテリア)の食料になり、やがて養分豊かな土に戻ります。
 このように、生物は、場所や地域で、食を通して複雑につながり、バランスを保って生きています。この複雑につながる生物間のバランスを、一つのまとまりとしてみることを、生態系といいます。
 ビオトープにも生物のつながりがあって、生態系を形成していますので、自然のままの状態で、静かに観察する必要があります。

(ふ)風呂の水 そうじ・洗濯に使えるよ そのまま流したら「もったいない」

画像:風呂の水 そうじ・洗濯に使えるよ

(解説) 東京都内で使われる水道水の71.5パーセントは家庭用です。家庭で1人が1日に使う水の量は、昭和62年には220リットルだったのが、平成19年には239リットルと増えています(注釈)。
 その原因は、シャワーの普及など生活様式の変化にあると推測されます。ふろ水の残り湯は、使用状態によって異なりますが、一般家庭では約180リットルの量があります。洗濯に1回あたり40~50リットルの水を使うとすると、残り湯の半分の利用しただけでも2回程度の洗濯が可能になります。ふろ水の再利用方法は洗濯のほかにも、掃除、散水などがあります。
(注釈)東京は水源の大部分を他県に依存しています。その一方で発展途上国の大多数の人は、水不足で苦しんでいます。水の確保に毎日数時間もかけて、1人1日4リットルほどの水を、何回も使いまわして、不衛生な生活を続けています。

(へ)へんな天気洪水・干ばつ 続くのは 地球がおこった しるしかな

画像:へんな天気洪水・干ばつ 続くのは

(解説) 洪水や干ばつは、昔から、自然の気候変動によって発生してきました。しかし、最近の気候変動は、人為的な地球温暖化による変動ではないかと考えられるようになりました。
 気温が上がると、地中の水や海水の蒸発が活発になります。このとき、内陸部の地面は乾燥します。海からの多量な水蒸気は、大気上空で冷えて厚く重い雲になり、やがて、豪雨となって沿岸部に降りそそぎます。そのため、内陸部では干ばつと砂漠化が進み、沿岸部では豪雨と洪水が多くなると考えられています。
 地球温暖化は、地球の気候システムそのものを変えてしまうような大規模な変化まで引きおこす可能性があります。その結果、予想外の地域で天候被害がでる心配があります。

(ほ)北極の氷 なくなると聞く 白熊の すみかをこわす 地球温暖化

画像:北極の氷 なくなると聞く

(解説) 温室効果ガスによる気候変動の影響を知るのに、北極や南極、山岳など自然の変化を調査しています。これらの自然の変化は、過去と現在のデータの比較や、人工衛星の観測データが使えるので、科学的に調べやすいからです。
 一方、人間の生活する地域では、人間の活動によって、ヒートアイランド現象や、土や水の性質変化など、さまざまな人為的要因が関わっているため、植物や昆虫など自然界に、気候変動の影響が出ているかどうかを、客観的に判断することが難しいといわれています。
 それゆえ、北極海の氷の減少やヒマラヤ氷河の後退などが、気候変動の影響を客観的に知る指標として、語られます。

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