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SDGs ~どうしたら世界は幸せになるか考えてみよう

ページ番号 672-829-970

最終更新日 2019年8月22日


2030年を目標に世界が決めた17の目標

新規ウインドウで開きます。西東京市第2次環境基本計画後期計画では、市が取り組む環境施策とSDGsとの関連性を示し、17の目標達成への貢献を目指します。

SDGsえすでぃーじーずSustainableさすてぃなぶる Developmentでぃべろっぷめんと Goalsごーるず)は「持続可能な開発目標」のこと
国連に参加する国々が話し合い、2030年までに世界共通の17の目標(ゴール)を決め、みんなで実践していこうというものです。

「持続可能な開発目標」とは
 「持続可能」…未来の地球やみんなが今みたいにくらせるということ
 「開発」…みんなが自分の能力を十分に発揮でき、健康で安心して満足なくらしができるようにすること

つまり、「持続可能な開発目標」は、今ある世界のさまざまな問題を解決し、「地球上のすべての人々が幸せにくらせ、ずっと地球に住み続けるようにする」ために、世界のみんなで考えた、17 の目標なのです。

目標1 貧困をなくすこと
世界中の、あらゆる形の貧困を終わらせる
※あらゆる形の貧困とは、お金がないだけではなく、教育や仕事や食料、水、病院、住むところなどの必要な物やサービスがない、あるいは受けられないことや、自分の意見を言えないなど、自分のもっている本当の力を十分に生かせないことも含まれます。

目標2 飢餓をなくすこと
飢餓(長い間食べられず、栄養が足りなくなること)をなくし、生きていくために必要な食料を安定して手に入れることのできる権利を保障し、栄養状態を良くして、持続可能な農業を進める

目標3 健康であること
何歳であっても、健康で、安心して満足に暮らせるようにする

目標4 質の高い教育
だれもが平等に質の高い教育を受けられるようにし、だれもが生涯にわたってあらゆる機会に学習できるようにする

目標5 ジェンダーの平等
ジェンダーが平等である(すべての人が性を理由に差別されない)ようにし、すべての女性や女の子に力を与える
※ジェンダー:社会で考えられている男性と女性の違いのこと。人間も他の生物と同じように、「男性」と「女性」の二つに分けられますが、そうした生物としての「男女の違い」とは異なり、社会から求められる「男ならこうあるべき」「女ならこうあるべき」といった違いのこと。

目標6 清潔な水と衛生
水と衛生的な環境をきちんと管理して、だれもが水と衛生的な環境を得られるようにする

目標7 再生可能エネルギー
価格が安くて、安定して発電でき、持続可能で近代的なエネルギー(薪や炭などを燃料とするエネルギーではなく、電気やガスなどのより新しいエネルギー)をすべての人が使えるようにする
※再生可能エネルギー:太陽の光や風、川を流れる水の力、海の潮の力など、自然の力でつくるエネルギーのこと

目標8 適切な良い仕事と経済成長
自然資源が守られ、みんなが参加できる経済成長を進め、すべての人が働きがいのある人間らしい仕事をできるようにする

目標9 新しい技術とインフラ
災害に強いインフラをつくり、みんなが参加できる持続可能な経済発展を進め、新しい技術を生み出しやすくする
※インフラ(インフラストラクチャーの略):みんなが生活したり働く上で必要な、社会的な施設や設備、サービスのこと。水道や鉄道、ガス・電気、インターネットなど。

目標10 不平等を減らすこと
国と国の間にある不平等や、国の中での不平等を減らす

目標11 持続可能なまちと地域社会
まちや人びとが住んでいるところを、だれもが受け入れられ、安全で、災害に強く、持続可能な場所にする

目標12 責任を持って生産し、消費すること
持続可能な方法で生産し、消費する

目標13 気候変動への対策
気候変動や、それによる影響を止めるために、すぐに行動を起こす
※気候変動:人間の活動によって、地球をあたためるCO2 などの温室効果ガスが空気中にたくさん出てしまい、地球の気温が上がることにより気候が変化すること

目標14 海のいのちを守ること
持続可能な開発のために、海や海の資源を守り、持続可能な方法で使用する

目標15 陸のいのちを守ること
陸のエコシステム(生態系。自然の生き物と、生き物がくらす環境とが、バランス良く成り立っている仕組み)を守り、再生し、持続可能な方法で利用する。森林をきちんと管理し、砂漠がこれ以上増えないようにし、土地が悪くなることを止めて再生させ、生物多様性(たくさんの種類の生き物が複雑に関わり合い、様々な環境に合わせて生きていること)が失われることを防ぐ

目標16 平和で公正な社会
持続可能な開発のため、平和でみんなが参加できる社会をつくり、すべての人が司法(法律に基づいた裁判や手続き)を利用でき、地域・国・世界のどのレベルにおいても、きちんと実行され、必要な説明がなされ、だれもが対象となる制度をつくる

目標17 目標のために協力すること
実施手段(目標達成のために必要な行動や方法)を強化し、持続可能な開発に向けて世界の国々が協力する

「私たちが目指す世界 子どものための『持続可能な開発目標』」日本語版(セーブ・ザ・チルドレン発行)から引用

 この17の目標をより具体的にしたものが、169のターゲット(具体目標)」で、それぞれ5から10程度あります。例えば、「目標1:貧困をなくそう」では、「2030年までに、現在1日あたり1.90ドル(210円程度)未満で生活する人々と定義されている「極度の貧困」をあらゆる場所で終わらせる。」などです。
 SDGsには共通の目標として、誰も置き去りにしない」という約束を掲げています。2030年の世界を変えるため、私たち一人ひとりがSDGsをよく理解し、身近な社会の課題に関心を持って、問題解決のために自分に何ができるか考えたり、行動を起こすことが大切です。

どの目標につながるか考えてみよう

01 不平等をなくそう!

(1)年間560万人の子どもたちが5歳の誕生日を迎える前に亡くなっています。5秒に1人、世界のどこかで幼い命が失われています。

(2)6,100万人の小学校就学年齢の子どもたちが、学校に通えずにいます。「女の子だから」「貧しいから」「障害があるから」理由は様々です。

(3)世界の人口の10.7パーセント の人々は、極度の貧困状態※ の下でくらしています。特に南アジアとサハラ以南のアフリカに、極度の貧困の中でくらす人々が集中しています。また、その半数は子どもで約3億8,500 万人近くにのぼります。
※生きていくために必要な食べ物すら手に入らないほどの貧困

(4)安全な水を必要な時に家で利用できない人が21億人。このうち1億5,900万人は池や河川、用水路などの水をそのまま使っています。また、トイレが家にない人は45億人。このうち8億9,200万人以上が、草むらなど屋外で用を足しています。

02 暴力や差別をなくそう!

(5)2~4歳児の約4分の3が、家庭内で虐待※ を受けているとの調査結果があります。また、学校などで13~15歳の子どもの約3人に1人がいじめを経験しているとの調査結果があります。
※暴力をふるったり、必要な世話をしなかったり、ひどい言葉を浴びせ続けるなどをすること

(6)女子A「将来は大学で自動車工学を学んで、お父さんの自動車修理工場を継ごうと思うの。」
男子B「ずいぶん男の子っぽいことを考えているんだね。」
女子A「そんなことないってば。子どものときから、お父さんの仕事を手伝ってたわ。」

(7)推定1億5,200万人が児童労働※をしています。多くが十分な教育を受けることができず、そのため大人になってからも貧困から抜け出すのが難しくなります。
※18歳未満の子どもによる労働で、その仕事をすることで心や体が傷ついてしまうような、子どもにとって害のある労働

03 地球環境を守ろう!

(8)「島の美しい自然を守るためにレジ袋をやめよう」と、小学生の姉妹は、レジ袋使用を廃止するように、市長へお願い文書を送りました。また、ビーチの清掃活動を実施して、マイクロプラスチックなどによる海の汚染を防ぐ活動をしました。

(9)企業などの生産者だけでなく私たち消費者にも、環境に責任をもって行動することが求められています。たとえば、4R(リデュース:ごみを減らすこと、リユース:一度使って捨てるのではなく何回か使うこと、リサイクル:もう一度資源に生まれ変わらせること、リフューズ:不要になるものはもらわないこと)を実践したり、食品ロスを減らす取り組みなどです。また、以下のようなマークのついた商品を積極的に購入することも大切です。それぞれのマークにどのような意味があるか調べてみましょう。

【データ引用先】(1) Levels and Trends in Child Mortality 2017, UNICEF (2) Reducing global poverty through universal primary and secondary education, UNESCO 他, 2017 (3)Poverty and Shared Prosperity 2016 - World Bank Group (3) Ending Extreme Poverty: a Focus on Children, UNICEF, 2016 (4) Progress on Drinking Water, Sanitation and Hygiene: 2017 update and SDG baselines, 2017, WHO, UNICEF (5) A Familiar Face: Violence in the lives of children and adoles cents, 2017,UNICEF(それぞれ94カ国と149カ国のデータ。どちらも日本は含まれていません。) (7) Global Estimates of Child Labour - RESULTS AND TRENDS, 2012-2016, ILO, 2017

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このページは、環境保全課が担当しています。

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ファクス:042-438-1762

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