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第109回 小さなSLIMの大きな偉業

ページ番号 590-806-778

最終更新日 2024年6月13日

 1月20日、日本の無人月探査機むじんつきたんさきSLIMすりむ」が、ピンポイント着陸ちゃくりくともいえる、目標地点もくひょうちてんから誤差ごさ100メートル以内の月面げつめん着陸に世界で初めて成功。着陸時に放出ほうしゅつされた小型月面探査こがたげつめんたんさロボット2台を使い、クレーターを背景はいけい自撮じどりした月世界げっせかいをごらんください。足元に広がる月のすな「レゴリス」と岩陰いわかげが見えます。降下中こうかちゅう事故じこで上下逆転ぎゃくてんした機体きたい太陽電池たいようでんちには太陽光たいようこうとどかず、太陽光を受けたのは8日後でした。自撮り画像は搭載とうさい電池を節約せつやく使用した活動時かつどうじられました。その後、夜が約2週間続く月面ではSLIMは休眠状態きゅうみんじょうたいになりました。夜のマイナス170度ほどの過酷かこく環境かんきょうにはそなえがないSLIMですが、3度も目覚めざめました。4月23日の最新画像さいしんがぞうでは、日当ひあたりく、明るい砂上さじょうの岩陰も鮮明せんめいに見えます。重さ200キログラム、小さなSLIMの偉業いぎょうがいつまでつづくのか、られる成果せいかとともに期待きたいふくらみます。

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