第113回 多摩六都科学館の庭から「光るトビムシ」を発見!
ページ番号 636-280-415
最終更新日 2024年9月27日
トビムシという生き物を知っていますか?名前を聞いてもピンとくる人は少ないかもしれません。
トビムシは体長1から3ミリ程度の6本脚の節足動物で、森林土壌をはじめ、植木鉢の土、洞窟、潮間帯、南極など、さまざまな陸地の環境に棲息している私たちの生活圏でも見られる身近な生き物です。
そのトビムシの中で発光するものがいることは、江戸時代から知られていました。長らくその正体は不明でしたが、その種が最近解明され、発光生物の研究者たちの間で話題になっています。多摩六都科学館の庭でも光るトビムシは確認されていましたが、スタッフによる研究の結果、これまで光ることが報告されていなかった新たなグループ(属)の一種であることがわかりました。皆さんの足元にも、まだ発見されていない生き物がいるかもしれません。ぜひ観察してみてください。
多摩六都科学館の庭から発見された「光るトビムシ」
