第63回 地形と地名
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最終更新日 2019年8月29日
よく、住む場所を選ぶときに古い地名を調べるとよいといいます。地名に沢や窪といった字が入っていれば水が流れたりたまったりしやすい場所、台や丘といった字が入っていれば周囲より高い場所というふうに、土地の特徴が読み取れるからです。
ただ、実際にその場所に行っても地名ほど土地の特徴が感じられないところもあります。これは、高度成長期にブルドーザーなどの重機が普及したことで、盛り土や切り土によって平らにできるようになったことが大きく影響しています。また、川や用水の水が枯れたり、フタをして暗渠になったりしたために、地表から水の流れが分からなくなっている場合もあります。
本市は武蔵野台地の中央に位置する平坦な地域とされていますが、細かに見れば意外と起伏に富んだ地形をしています。防災について考えるときには、ぜひ自分が住んでいる場所の地形の歴史をたどってみてください。
(市報 令和元年9月1日号掲載)
