第11回 西東京市に咲く、「宇宙桜」
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最終更新日 2016年4月7日
4月初旬、多摩六都科学館の庭の桜が満開になります。ほとんどがソメイヨシノですが、その中で花びらの色が少し濃い桜があります。それが「宇宙桜」です。北海道では一般的なエゾヤマザクラという品種なのですが、なぜそれが宇宙桜と呼ばれるのでしょうか。
平成12年2月に、北海道出身の毛利宇宙飛行士がスペースシャトル「エンデバー」に搭乗した際に一緒に宇宙を飛行し、帰還した種子を育成したものであるため、宇宙桜と呼んでいます。全国30カ所の科学館に贈られたうちの貴重な1本が、多摩六都科学館にあるのです。
今や西東京市の地に根を張った宇宙桜。毛利さんとの旅を懐かしむように、宇宙へ向かって枝を伸ばしています。
(市報 平成27年4月1日号掲載)
[写真:ロケット]
