第103回 石の名前
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最終更新日 2023年11月29日
石には、宝石として売られているときの名前と、鉱物としての科学的な名前と異なるものがあります。例えば宝石の「水晶」、「アメシスト」、「ローズクォーツ」は、全て「石英」という鉱物です。宝石は、色のちがいなどでさまざまな名前がついていますが、「鉱物」としてみると、実は同じ種類の鉱物であるものもあります。ルビーとサファイアは、コランダムという同じ種類の鉱物です。純粋なコランダムは無色透明ですが、わずかにクロムを含むと赤色を呈すルビーになります。鉄やチタンを含むと青色を呈すサファイアになります(宝石としては、濃い赤色だとルビー、それ以外の色のコランダムはサファイアと呼ばれます)。
エメラルドとアクアマリンもベリル(緑柱石)という同じ種類の鉱物です。これも、純粋なものは無色透明ですが、クロムが入ると緑色のエメラルド、鉄が入ると青色のアクアマリンとなります。
自分の持っている宝石を、鉱物として見てみると新しい発見があるかもしれません。
鉱物ブレスレット
