第55回 イノシシあれこれ
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最終更新日 2019年1月1日
今年の干支は亥。動物を表すときは猪と書きますが、中国ではこの漢字はブタのことを指すそうです。ちなみに今から8,000年くらい前にイノシシを飼い慣らして家畜化したものがブタです。
日本にはニホンイノシシとリュウキュウイノシシの主に2種類が生息しており、本州で見られるのはニホンイノシシです。生息地は低山地から平地の森林や草地とされていますが、かつて西東京市内にもいたようで、2004年に行われた旧東大農場での生きもの観察会の記録に「牛舎の近くでイノシシの成獣を見た」という言葉が残されています。それ以降の目撃例はないそうですが、今でも奥多摩の辺りではよく出没している話を聞きますので、意外と近いところに暮らしているのかもしれませんね。
(市報 平成31年1月1日号掲載)
[写真:イノシシ]
