第20回 遊びと脳の良い関係
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最終更新日 2016年4月7日
けん玉やお手玉、羽根突きなどの「昔あそび」。一見単純な遊びですが、体をコントロールするために、脳の働きが重要です。スポーツのトップアスリートがけん玉やお手玉を練習に取り入れたり、医療現場で使われていたりと、昨今では大変注目されています。
上手にできた時には、その達成感から脳内ホルモンのドーパミンが放出され、脳の前頭前野が活発に働きます。前頭前野は、記憶や学習、創造性や感情をコントロールする重要な部分です。ここを鍛えてうまく使うことは、認知症やうつ病の予防にもつながると期待されています。ドーパミンを増やすには、初めての体験や、体を動かす遊びなどの刺激がとても有効です。
昔あそびは、世代間の交流や伝統の継承にもなりますね。お正月は世代を問わず、家族みんなで熱中してみてください。
(市報 平成28年1月1日号掲載)
[写真:コマと羽子板]
