第1回 西東京市生まれの「相澤ロボット」
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最終更新日 2014年5月2日
西東京市には、かつて800体ものロボットが生み出された場所があった。それは昭和のロボット博士と呼ばれる故・相澤次郎氏が設立した日本児童文化研究所。博士が生み出したロボットたちは、大阪万博をはじめ、1960~1970年代にかけて全国各地のイベントに登場し、子どもたちの夢をかき立てた。
しかし現存が確認されている大型ロボットはわずか12体。その中でも多摩六都科学館にある「ミスター・スパーク」は特に貴重で、板金を叩き出して作った外装や塗装が当時のままで残っている唯一のロボットである。オルゴールのような仕掛けで制御しており、現在でも、立ち上がり動作などが可能。製作されてから約50年がたつが、その姿には職人たちの想いが宿っている。
(市報平成26年5月1日号掲載)
[相澤ロボット「ミスター・スパーク」]