第33回 雪の結晶はどんな形?
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最終更新日 2017年2月1日
洋服などの雪模様をよく見ると、五角形や八角形など間違った形が混ざっていることがあります。雪には六花(ろっか・りっか)という呼び名もあるように、本物の雪結晶には六角形という基本形が隠れています。これは水が氷になるときに水分子が結合して六角形をつくるという性質に由来していて、雲の中にできた氷ひょうしょう晶という雪結晶の核に徐々に水分子が凍り付いていくと、自然ときれいな結晶の形ができていくのです。
昨年は11月に早々と雪が降りましたが、そのとき雪の形を見た方はいるでしょうか? 東京ではきれいな結晶の形なんて見られないと思っている方も多いですが、降り始めやとても寒い日にはきれいな六花が見られる場合があります。雪がちらつき始めたら、ぜひコートの袖で雪を受けて観察してみてください。
(市報 平成29年2月1日号掲載)
