本文ここから

第44回 「イヌ」の名をもつ植物

ページ番号 566-510-138

最終更新日 2018年1月1日

 あけましておめでとうございます。今年は戌年。イヌと名のつく植物はいろいろありますが、名前の由来には大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、植物の形が物の犬の体の部分に似ていることでその名が付いたもの。
 オオイヌノフグリやエノコログサ(エノコロ=犬ころ)がそれに当たります。もう一つは、有用な植物に似ているけれど役に立たないといったニュアンスで名前にイヌと付いているもの。例えば、イヌムギ・イヌガラシ・イヌザンショウなど、麦や山さん椒しょうに似ているけれど食べるには向いていないものによく見られます。ただし、これは犬が役に立たないからということではなく、「否・異 (似て異なる)」という言葉の音が「イヌ」と変化して、名前として定着したという説が有力です。
 植物図鑑を後ろから開いて索引を見てみると、思いのほかたくさん「イヌ」のついた植物があることが分かります。ぜひ探してみてください。
(市報 平成30年1月1日号掲載)

画像:エノコログサと犬のしっぽ

お問い合わせ

このページは、秘書広報課が担当しています。

市役所田無庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号

電話:042-460-9804

ファクス:042-460-7511

お問い合わせフォームを利用する

本文ここまで

ロクト・サイエンス・コラム