第78回 旧東大農場の牛
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最終更新日 2021年1月1日
西東京市に長くお住まいの方の中には、東大農場(現在の東京大学生態調和農学機構)で牛が飼われていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
東大農場では1960年代後半、50頭を超える乳牛が飼育されていました。当時の写真を見ると、広大な畑を背景に牛の放牧地とサイロ、ポプラ並木が見え、とても東京とは思えない風景が広がっています。1975年までは農場の牛からとれた牛乳が「東大牛乳」という名前で近隣で販売され、これを飲むと頭がよくなると人気だったそうです。田無の農場での乳牛の飼育は1988年まで続き、その後は2006年までは肉牛が、2010年まではなんとダチョウが飼育されていました(現在は家畜の飼育は行われていません)。
(市報 令和3年1月1日号掲載)
