第30回 11月14日、スーパームーンを見よう!
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最終更新日 2016年11月1日
最近テレビなどで「スーパームーン」という言葉を耳にします。天文学的な用語ではありませんが、一般的にいつもより大きく見える満月がそのように呼ばれています。月そのものの大きさが変わるわけではないのに、見かけの大きさが変わるのはなぜでしょうか。
月は地球の周りを回っていますが、その軌道(通り道)は楕だ円えんです。つまり、地球と月の距離は常に一定ではなく、楕円の軌道のどの位置にあるかによって変わります。
太陽-地球-月の順にまっすぐ並ぶ「満月の日」はおよそ1カ月に1度訪れます。そこに月と地球の距離が近づくタイミングが重なった時「スーパームーン」になります。地球から月までの平均距離は約38万キロメートルですが、今度の満月の日(11月14日)には約35.7万キロメートルまで近づきます。
いつもの満月と比べて本当に大きく見えるか確認してみてくださいね。
(市報 平成28年11月1日号掲載)
画像提供:国立天文台 天文情報センター
