第43回 科学のプレゼント
ページ番号 974-926-421
最終更新日 2017年12月1日
クリスマスが近づいてプレゼントに迷う季節になりました。イギリスのロイヤル・ソサエティという科学学会では、毎年クリスマスシーズンに「クリスマスレクチャー」という子ども向けの科学講座を行っています。著名な科学者が講師を務め、さまざまな演示実験も交えながら子どもたちに科学の面白さを伝える「科学のプレゼント」で、1825年から現在まで(第二次世界大戦中を除き)ずっと開催されてきました。中でも電磁誘導や電気分解の法則を発見したことで有名なマイケル・ファラデーは教育にも熱心で、1827~1860年の間に19回も講師を務め、そのうちの1回の様子は「ロウソクの科学」という本になって残されています。
多摩六都科学館でも「クリスマスレクチャー」と題して、宝石をジュエリーとしての美しさと鉱物としての科学的性質それぞれの視点から知る教室を行います。ぜひ頭と心に残るプレゼントを楽しみに来てください。
(市報 平成29年12月1日号掲載)
