第111回 季節を感じる昆虫
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最終更新日 2024年8月13日
昆虫は季節ごとに見られる種類が変わります。また同じ種類でも成長による変化があり、いつでも同じ姿が見られるわけではありません。
例えば夏も終わりに近づく今の時期、カマキリは幼虫だけでなく成虫も見られるようになります。カマキリは蛹にならずに成虫になる昆虫で、幼虫と成虫の形があまり変わりません。しかし、よく見ると幼虫には腹よりも短い翅になる部分があり、成虫には腹が隠れる長い翅があります。カマキリを見たら翅があるかとその長さに注目して、この時期ならではの昆虫観察を楽しんでください。
多摩六都科学館では夏の特別企画展「ロクト昆虫図鑑」を9月1日(日曜日)まで開催中(休館日あり)。科学館周辺で見られる昆虫も展示しています。この機会にぜひ昆虫の魅力に触れてください。
