第95回 鉄を末永く使う工夫
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最終更新日 2023年2月13日
鉄は安く大量に手に入る硬い材料なので、身の回りの製品によく使われますが、空気中の酸素と結びつき赤錆(三酸化二鉄)に変化すると脆くなり、形を保てません。そのため、錆び止めがなされます。
- 油を塗る。自転車の歯車やチェーンなどよく動かす部品に行います。
- ペンキを塗る。柵や机など身近なものに広く用いられます。蒸気機関車のように長期間使う場合は定期的に塗り直します。
- 鍍金をする。クロム、亜鉛などの金属を鉄の表面にコーティングします。クロムは酸化膜を作って鉄と酸素を反応させず、亜鉛は鉄より先に錆びることで長持ちさせます。
- 錆びた個所を取り除く。包丁を研ぐことなどが当てはまります。
塩害などで錆びが予想される場合は、合金のステンレススチールや、アルミニウムやチタンやその合金など錆びにくい素材に置き換えて対策します。
小金井公園(こがねいこうえん)のSL展示場(てんじじょう)