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第76回 落ち葉の下のミクロの世界

ページ番号 303-215-752

最終更新日 2020年11月13日

 皆さんは落ち葉の下をじっくりのぞいてみたことはありますか。小さなサイズの生物が多いため、なかなか気づかれにくいのですが、落ち葉をめくってみると実はにぎやかな世界が広がっています。その中でぴょんぴょんと跳びはねる、ひと際目立つ生物がいます。その名も「トビムシ」。トビムシは体長1ミリメートルから2ミリメートルほどの小型節足動物です。腹部に「跳躍器」という器官をもち、そこをバネにして跳びはねることから、その名がついたといわれています。トビムシの名前を知っている人は少ないかもしれません。しかし、森林土壌をはじめ、海岸の砂、南極大陸、畑や植木鉢の土などさまざまな陸地に生息していて、私たちのとても身近なところにいます。トビムシの姿は大変ユニークでバリエーションに富んでいます。簡単に採集でき、観察にお勧めの生物です。
 皆さんもすぐ足元にあるにぎやかな世界をぜひのぞいてみてください。
(市報 令和2年11月15日号掲載)


イボトビムシ科の一種(跳びはねない種)

イボトビムシ科の一種(跳びはねない種)跳躍器をもたないため、この種は跳びはねません。


イボトビムシ科の一種

この種はその名の通り、体の表面にイボがあるのが特徴です。体色は赤・青・黄・白とさまざまで、色とりどりの世界が広がっています。

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