第35回 ジャパンブルーと西東京市
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最終更新日 2017年4月1日
東京オリンピックのエンブレムの色は藍色。ジャパンブルーとも呼ばれる日本の伝統色です。布をこの色に染める藍染めには、タデ科の「アイ」の葉が使われます。生えているときは緑色ですが、傷がつくと葉の中にあるインジカンという無色の物質が分解されてインドキシルという物質が生じ、それが空気に触れて酸化するとインジゴという物質に変化して藍色が発色します。
合成染料の登場で廃れてしまった藍染めですが、かつては日本各地でアイの栽培やアイを発酵させた染料・藍玉の生産が行われていました。実は西東京市の保谷地区も藍玉生産で栄えた地域だったことが、屋敷林の保全・調査に取り組んでいる「屋敷林の会」の方々の調査によって明らかになりました。地元にも縁のある色と思うと、ジャパンブルーへの思いもちょっと強く感じませんか?
(市報 平成29年4月1日号掲載)
画像:アイの葉っぱ(タデアイ)
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