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第57回 液状化現象

ページ番号 604-100-251

最終更新日 2019年3月15日

 液状化現象とは固体として振る舞っていた土地が地震発生時に液体のようになる現象のことです。液状化現象が起こると、家が大きく傾いたり、地中に埋められた上下水やガスなどの配管が破損したりすることがあります(写真参照)。配管が破損するのは、配管の中に空気(ガス)が入っているために浮力で浮き上がってしまうためです。
 西東京市内で液状化現象が起こる可能性を考えてみます。この現象は基本的には砂地盤の土地でしか起こりません。西東京市の大部分は関東ローム層という火山灰が変質してできた赤土でおおわれています。関東ローム層内には液状化を起こす砂粒サイズの粒子は、多い層でも20パーセント以下です。つまり、西東京市の大部分の土地では液状化現象は起こらないと考えられます。ただし、石神井川の流域や、かつて川が流れていてローム層がほとんど堆積していない土地などでは、液状化現象が起こらないとは言い切れません。
(市報 平成31年3月15日号掲載)


[写真:東日本大震災の液状化現象により浮き上がったマンホール]

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