第93回 星の和名 人と星の繋がりを伝える
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最終更新日 2022年11月29日
「星の和名」とは、日本各地に伝わるさまざまな星の呼び名です。例えば、冬の星座のオリオン座の星に伝わるユニークなものをいくつかご紹介します。「みたらし星」「足洗い星」「親子星」。さあ、皆さんはどんな情景を想像したでしょうか。各々さまざまな由来があり、人々が星をどのように見ていたのかを感じ取ることができます。星の和名は、星と人々の繋がりの証しともいえるでしょう。
実際にその背景をひもとくためには、その土地に暮らす人々を尋ね、生きた言葉を採集するフィールドワークが必要です。長い歳月をかけ、今もなお調査を行っている研究者がいらっしゃいます。そうした方々の功績により、私たちは豊かな星の文化を知ることができるのです。
夜空を見上げたときには、星に名前を付けてみてはいかがでしょうか。
※12月21日(水曜日)午後1時10分から大人向けプラネタリウム「星の和名」を投影します。
( 市報 令和4 年12 月1 日 号掲載)
