第31回 「日本の石」翡翠(ひすい)
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最終更新日 2016年12月1日
平成28年9月24日に日本鉱物科学会が「日本の石(国石)」として翡翠を選定しました。翡翠は日本のようなプレートの沈み込み帯に特徴的に見られ、縄文時代から利用されてきた石です。現代でも宝石として持っている人は多いのではないでしょうか。
翡翠にはいくつかの種類がありますが、今回国石に選定されたのは「ひすい輝石」を多く含んだ「本翡翠」と呼ばれるものです。ひすい輝石は透明感のある白い鉱物ですが、宝石として売られている本翡翠は緑色のオンファス輝石が混じったものが多いようです。本翡翠の他に「翡翠」と呼ばれる石も売られていますが、これは石英・霞かすみ石いし・緑りょく閃せん石せき・ざくろ石などであり、翡翠を購入する際には注意が必要です。多摩六都科学館には本翡翠の展示がありますのでぜひ見に来てください。
(市報 平成28年12月1日号掲載)
