第7回 遠くの電波もしっかりキャッチ!パラボラのひみつ
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最終更新日 2015年1月22日
科学館の隣にはスカイタワー西東京があり、その上部には防災行政無線の受信や携帯電話の中継機としてのパラボラアンテナが設置されています。パラボラとは放物線(物を投げたときに自然にできる曲線)という意味で、入ってきた光や電波を効率よく一点に集める性質があります。この点を焦点といい、パラボラアンテナはこの焦点に受信機を置くことで、遠くからの電波や弱い電波を捉えることが可能になります。現在、地球から約190億キロメートルと最も遠くにある人工物、「惑星探査機ボイジャー号」からの通信でさえも受け取ることができているのです。多摩六都科学館の展示物「耳の望遠響」や「パラボラゴルフ」でパラボラのしくみを実際に確かめることができます。ぜひ試してみてください。
(市報平成26年11月1日号掲載)
[写真:耳の望遠響]